Words Of Love

王子はお姫様のキスで死ぬ

「好きやで?」という言葉の重みを考える

GWも終わり、今日、私は抜け殻のような1日を過ごした。
今年の現場が着々と増えている中、何一つ記録が書き留められていないのだが、どうしても書かずにはいられない想いがあるので、ここに記しておく。



5/4-5の2日間、私は大阪城ホールで行われたSexy Zoneのコンサート、Sexy Power Tourに行ってきた。ジャニワぶりの勝利くん…♪と思っていたが、実際は3/16にあった少年収ぶりの勝利くんであった。それをありありと思い出させてくれたのが、勝利くんのソロ曲『好きだよ』であった。

この曲は、勝利くん自身の作詞曲で、ポップなメロディーに載せた等身大のラブソングになっている。パフォーマンスは少年収の時にすでに観ていたのだが、これを初めて観たとき、前奏で勝利くんがキラキラスマイルを振りまきながら「好きだよ☆」と告白してくれ、私はハートを打ち抜かれた。
この「好きだよ☆」のセリフはアルバム『Sexy Power 3』には収録されておらず、全くの勝利くんのアドリブである。勝利くんがキラキラアイドルであることを見せつけられ、圧倒され、やっぱり勝利くんは神様だと、危険な思想に至った忘れられない思い出であった。


話をコンサートに戻す。少年収で『好きだよ』を披露した時と同じ衣装で勝利くんがステージに現れた。大西流星くんの紹介をし、二人でクールなダンス*1のパフォーマンスがなされる。このクールなダンスは4日に観たときは半カウントずつズレており、どちらがあっているのかイマイチつかめなかったのだが、自担に甘い私は「かわいい~♡」の一言で結論付けてしまった。だってかわいいんだもん。

会場(主に私)の緊張感が高まる。『好きだよ』の前奏が流れる。
くるぞくるぞ…「好きだよ☆」がくるぞ……



(☆u∂)好きやで?




ぎゅーーーーーーーーーーん!!!!




不意打ちであった。勝利くんはこともあろうことか「好きだよ☆」を上回る起爆剤(主に私への)を用意していたのである。

(☆u∂)タータラッタッタッターラーイ♪
と涼しい顔で歌っている勝利くん。セリフの後に照れた顔なんてせず、手の振りと共にキラキラを振りまいている。特になんということもなく、「好きやで?」っと言った証拠であった。アドリブ力に完敗であった(自担に甘い)。



公演終了後、この勝利くんの「好きやで?」という言葉が、頭から離れられなくなっていた。



私は関西人なので、日常的に「好きやで」「好きやねん」という言葉は耳にし、また私自身も使用する。長年関ジャニ∞を追いかけていることもあり、彼らからもたくさん愛の言葉をもらっている。エイトの代表曲の一つである『好きやねん、大阪』では、亮ちゃんが最後の最後に叫んでくれ、キャーキャー言うのが私の中ではお決まりである。しかし、勝利くんから発せられた「好きやで?」は、今まで感じたことの無いような気持ちに包まれたのである。

この
(☆u∂)好きやで☆
でも
(☆u∂)好きやで!
でもなく、
(☆u∂)好きやで?
という勝利くんのチョイスに、私はハートを打ち抜かれただけでなく、砕け散ったのである。


私が砕け散った要因は、大きく2つ挙げられると考えている。1つ目は、ギャップである。
よく関東の人が関西弁を話すと、関西人はイライラする、などと言われる。これは人によるが、私は特にこの点は気にならない。むしろギャップが大好物な人間なので、標準語を頑張って話している人が、ついお国ことばを話してしまう、なんていうのに魅力を感じる。逆もしかりで、俳優さんなどが演技でお国ことばを話すようなドラマも好きである。
これに勝利くんがドンピシャであった。ラジオなどで突然関西弁を話し出すこともたまにあり、勝利くんの関西弁を初めて聞いたというわけでもなかったが、「好きだよ☆」という標準語が来ると待ち構えていたところに、関西弁の「好きやで?」が放り込まれたのは大きかった。ギャップという名の化学反応が起きた瞬間であった。この瞬間、

(☆u∂)好きやで?

ぎゅーーーーーーーーーーん!!
ギャップー!!!!
ばーくーはーつーーーー!!!!!!!!

という具合になるのではないだろうか。頭がおかしくなっているのではない。大真面目に考えた上での結論である。


2つ目が、語尾である。
「好きやで☆(キラキラ)」とすると、きゃーかわいいー(かっこいいー)♡となり、「好きやで!」とすると、きゃー頑張って言ってくれてんなあ♡となり、いわゆる『好きやねん~』の亮ちゃんから得られる気持ちと同じであったはずである。少年収の際の「好きだよ☆」もどちらかというと、好きやねん錦戸タイプであった。
しかし、「好きやで?」とすると、「僕は好きやねんけど君はどう?」のニュアンスが含まれるため、

(☆u∂)好きやで?

ぎゅーーーーーーーーーーん!!
わーたーしーもー!!!!
ばーくーはーつーーーー!!!!!!!!

という具合になるのではないだろうか。もう一度言っておく。頭がおかしくなっているのではない。大真面目に考えた上での結論である。





ご縁があり、運よく大阪の3公演全てで勝利くんの「好きやで?」が聞けたのだが、5日2部公演の最後の「好きやで?」はとうとう膝から崩れ落ちた。それと同時に、もう「好きやで?」を聞くことができないかと思うと、「好きやで?」ロスがあまりにもつらく、名古屋公演のチケットも探してしまいそうな感情であった。しかし私は、アホみたいな心理状態の中、気づいたのである。名古屋でも大阪公演と同じように「好きやで?」と言ってくれるとは限らないということを。
今、私は自らを(☆u∂)好きやで?botと称し、セルフ「好きやで?」でぎゅーーんばくはつーを繰り返している。フォロワーさんにいい迷惑なアカウントである。

まずは早急に名古屋弁で、「好きだよ」をどのように言うのかを突き止めることである。突き止めた結果によっては再びチケットを探す日々が始まる。

*1:勝利くん談