Words Of Love

王子はお姫様のキスで死ぬ

バレンタインにジャニーズだけのプレイリストを彼氏に贈ったジャニオタの話

タイトルからバカなことが書かれていることをお察しの上、それでも読まれるという方だけそのままお読みください。





バレンタインデーから早一週間が過ぎた。有名店のお菓子を自担に向けて購入して、Twitterに載せている友人のツイートを、そういうのいいなあと眺めていた。
そのお菓子は結局は自分へのご褒美になるのだろうが、私は小学生の頃から手作り路線を貫いているため、自分へのご褒美は毎年ないに等しい。


昨年、私が作ったのはスイートポテト。もっとおいしそうに撮れた写真があればよかったのだが、残念ながら…味はおいしかった。写真はスタンダードスイートポテトである。



15日に相方に会う予定があったため、相方へのおすそ分け分も作っていたのだが、途中で魔がさし、関ジャニ∞のオモイダマならぬオイモダマを作って持って行った。

完全に身内ネタなのだが、このオイモダマを、村上さんのイフオアを相方と観てから、安田くん御用達の沖縄料理屋さんで、私が心変わりをしたというシリアスな話をした後に、手土産として渡した。



あれからもう一年経つのかと考えると、一年で何も成長していないことが悔やまれる。全く同じことを今年もしているのだから。

題して『セクシーローズアップルパイ』。調理過程で赤ワインを用いると赤いアップルパイができたのだが、そんなオシャレなものは我が家にはなかったため、スタンダード一部焦げたセクシーローズアップルパイとなった。



勝利くんのことを思いながら心を込めて作り、

赤いハートの箱に詰め、2月14日、彼氏に持って行った。



その日は彼とカップヌードルミュージアムでマイヌードルを作ったり、買い物をしたり、ケーキを食べたりとドライブデートを楽しんだのだが、私の運転で地元まで帰る途中に新御堂で死ぬ思いをした。
彼氏から提示されている結婚の条件が『車の運転ができるようになること』なのだが、彼氏から運転を任され、意気揚々と運転席に座ったものの、免許を更新しているにもかかわらず未だペーパードライバーである私が人生二度目の新御堂を上手く走れるわけがなかった。助手席から「(車線変更)今や!!」と叫ばれながら、半泣き状態で運転した。全くもってロマネスク感ゼロの御堂筋だった。…むしろペーパー丸山と鬼教官村上を身を持って体験したようなものだった*1。ケーキ屋さんに駐車し、生きていることに感謝して二人で安堵したが、結婚は遠のいた。





彼には毎年、手作りのお菓子と手作りのものをプレゼントしていた。理由は様々あるのだが、彼の私への第一印象が『不器用』だったらしく、それを根に持ち、手作りにこだわっていたという部分が大きい。付き合って一年目のバレンタインには3メートル越えの手編みのマフラーをあげた。色々と重かったと反省している。現在マフラーはひざ掛けとなっているらしい。
毎年何かしら作っていたが、そろそろネタ切れで、特に今年はバレンタインデーまでにまとまった時間を取ることができなかったため、悩んだ末にネタに走ることにした。

「(私の)彼に歌ってほしいジャニ曲プレイリストをプレゼントしよう!」










以下、私が彼に合うもの、歌ってほしいものを選曲した一覧となります。ファンとの大切な曲など、各人に思い入れがある曲もあるかと思いますが、ネタとして受け入れてくださると幸いです。


1 カラフルEyes / Sexy Zone
こんなポップでさわやかでピュアで間奏に大告白大会がある曲を歌ってくれるわけがないのは十分承知しているが、この曲の歌詞がなんとなく二人の関係に似ているので選んだ。私が暴走して始まった恋を、この曲の僕のように受け入れてくれたのかなと、今よりもまださわやかだった若かりし彼を妄想している。

ちなみに彼に送ったメモにつけた、曲への一言は
『〇〇もはじめはこんな気持ちやった?(笑)』



2 ココロ空モヨウ / 関ジャニ∞
バンド曲をカラオケでよく歌っているので、こういう曲なら好きかなあと思い選曲。あと、嫌なことがあっても寝たら忘れられるといううらやましい特技を持っている彼に『晴れるといいなぁ…』と歌ってもらいたい。



3 らいおんハート / SMAP
こんなふうに思ってもらえていたら…という完全なる願望。正直歌われたら照れるし困る…。あと、子どもが生まれたら世界で二番なんかじゃなくて一番に想ってあげてほしい。

メモの一言
『ライオンのオスは、自分のパートナーに危険が及ぶと、命をかけて守るらしい!』



4 SNOW DOMEの約束 / Kis-My-Ft2
彼に歌ってほしいランキング第1位でありながら、歌わなさそうランキングたぶん第1位。冬は冬眠したがるので、この曲の君以上に私は魅力的にならなくてはいけない…。

メモの一言
『この曲を聞いて、脱・冬眠を目指そう!!』



5 Crazy Accel / A.B.C-Z
私が彼と大ゲンカをして、勝利くんに現実逃避していたときに聞いていた曲。こっそり入れてやった。



6 僕の恋愛事情と台所事情 / TOKIO
アイドルアイドルしておらず、結構リアルな歌詞なので、響くかなと選曲。この曲の彼女は嫌がるけど、私は彼の地元に行くのは好き。

メモの一言
『作詞・作曲はリーダー城島茂!』



7 BJ / 関ジャニ∞
強い風に吹かれながらどこに向かうのかわからないけれど、僕らはどこにだって行けるんだというこの歌をしっとりと歌ってもらいたい。HIKARIさん作詞曲でEdenとも悩んだが、Edenのあの壮大な世界観を歌うのは彼にはまだ早いと判断したのでこちらを。

メモの一言
『「Blowy Journey(風の強い旅)」の略。ずっと「バイバイじゃあね」やと思ってたけど…』



8 if / Kis-My-Ft2
冒頭の玉森くんのセリフは彼が言わなさそうな言葉ランキング上位にランクインするのだが、こんなふうにいつか想ってほしいなという願望から選んだ。今回バラード曲を複数選曲したのだが、普段バラードを歌っている印象があまりないのでどれか一曲でも引っかかってくれという別の意味の願いもある。

メモの一言
『冒頭のセリフを言ってくれる日を待ってるね♪』



9 侍唄 / 関ジャニ∞
彼の心の声を聞かせてくれーという私の個人的な想いのもと選曲。サムライせんせいまではいかないが、彼も性格に古風なところがあるので、この曲の侍の気持ちに共感できるかもしれない。

メモの一言
『ひょんなことから現代にタイムスリップした侍が最愛の人を想って歌った唄。』



10 Billions of You / タッキー&翼
カラフルEyesが昔の恋なら、Billions of Youは進行形の恋かなという妄想のもと選んだ。歌詞に出てくる『その時』は今回のドライブで先に延びたのだが。

メモの一言
『〇〇も今はこんな気持ち?(笑)』



11 10年後の今日の日も / 関ジャニ∞
エイトとeighterの大切な曲を私物化して申し訳ないと思いつつもはずせなかった曲。どちらかというと私が共感できる歌詞であるのだが、せっかくだから歌ってもらいたい。今年会うのは何回目だろう…は、ここ数年はジャニーズの現場の方が明らかに多いので、数えないことにしている。怖いもので出会ったときから考えると10年がだんだん近づいてきている…。



12 バナナジュース / 関ジャニ∞横山裕錦戸亮
最初は特に何も思わなかったのだが、元気LIVEの演出を観たときに、『披露宴で新郎新婦でデュエットしたい!!』という謎の衝動に駆られ、公演後、謎のテンションでその旨を彼にLINEしたところ、3日後に「なにがあったんや笑」と返信されたという逸話を持つ曲。ごり押しをしたら「それは歌えるようにしておけってことか」と返ってきたので「横山くんのパート歌ってね、わたしは錦戸くんのパート歌うから!あと、余力あったらトランペットも練習してね!!」と返信しておいた。私もサックスの練習を始めることとする*2
この曲は歌ってもらいたいというよりデュエットしたい曲。

メモの一言
『〇〇とデュエットしたい曲!トランペットとサックス練習しようね!!』





以上12曲を選んだ。
ここで終わってもよかったのだが、CDにまだ数曲入りそうだったので、私の個人的おすすめ曲を入れておいた。というのも、カラオケに行ったときに彼がエイトの曲を歌ってくれたことがあったのだが、その選曲が無責任ヒーローで、あなたはそれでもeighterの彼氏なのかと切なくなったことがあったため、エイトは無責任ヒーローだけじゃないんだぞという意味も含め選んだ。



13 ココロオドレバ / 渋谷すばる
渋谷さんソロ曲。「渋谷すばるは歌が上手い」という評価を得ていたので、歌声をしっかりお届けできるようこの曲を選んだ。アルバム『歌』が出た後なら言葉にできないを入れてもよかったかなと思う。



14 kicyu / 関ジャニ∞横山裕安田章大
私がエイトに対して、かっこいいしかわいいという表現をすると「かわいい意味がわからない。30過ぎたオッサンやないか」と評されるため、最大限にかわいい曲*3を選んだ。この曲歌ってる当時の安田くんは、彼氏と同じぐらいの年齢であるのだが、このかわいさは彼氏には皆無である。自分のことを棚に上げてよくそんなことが言えたものだ。



15 EJ☆コースター / 関ジャニ∞
ポップな曲を探していたときにEJ☆コースターを見つけ、「BJがあるならEJ☆コースターやな」と選曲した。ガヤ曲だけでなく、こんなポップな曲もあるんだよという紹介ができていればと願う。



16 象 / 関ジャニ∞
EJ☆コースターと打って変わって迫力のある曲をということで選曲。らいおんハートのライオン繋がりで宇宙に行ったライオンとも悩んだが、関ジャニ∞はこんなに表情に変化があるんだぞ、しかも同じアルバムなんだぞという意味合いも込めた。あと、こういう曲好きそうだなというのもあった。



17 アイスクリーム / 関ジャニ∞安田章大錦戸亮
関ジャニズム大好き芸人みたいになっているが、これも三十路の本気ということで選曲。「バナナジュースとかアイスクリームとか錦戸亮はどんだけ甘いものが好きやねん」とか思われてるかもしれないが、安心してください、アイスクリームはブリーフになる案もありました。亮ちゃんの言葉あそびの癖とかにも気づいてくれたらいいなと淡い期待もしている。



18 YOLO moment / 中山優馬
最後の最後に優馬くんを入れた。頑張ろうって気になれる前向きソングを最後に持って来たかったのだが、前向きスクリームだと無責任ヒーロー感が植えつけられるのではないかと危惧し*4、この曲を選んだ。










以上が、セクシーローズアップルパイと一緒に彼氏に贈ったプレイリストである。渡したとき、「一曲だけじゃないんかい、勘弁してくれ*5」と引かれたが、これに引いているようじゃまだまだである。
3メートルのマフラーで想いを伝えていたあの頃のピュアさには戻れないが、あのときと気持ちは変わらない。どうかこんなジャニオタの私を今年も愛してほしいし、いつか二人でバナナジュースができればと思う。

…そのためにまずは車が運転できるようにならなければいけないのだが。


脳内お花畑の記事にお付き合いいただきありがとうございました。

*1:余談だが、私はマルちゃんと同じ教習所を卒業している

*2:その前に車

*3:リリース当時は20代

*4:決して無責任ヒーローが嫌いなわけではないことをご了承願いたい

*5:バナナジュースだけだと思ったらしい