Words Of Love

王子はお姫様のキスで死ぬ

秋の夜長に聞きたいジャニーズの楽曲(秀歌撰)

数分後にせまった勝利くんの誕生日。今月はあっという間であった。最近は日中と朝方夜間の温度差に驚き、秋も深まってきているなとしみじみ感じている。
秋は、しんみりしたり、ノスタルジックな気分になったり、ぼんやり考え事をすることが多くなる。特に夜という時間帯は、なおさらその活動を誘因させる。勝利くんも『秋の夜長という言葉がありますが~』と14日放送の少クラのテーマ(NIGHT)を紹介していた。前回のエントリーを読んでくださっている方はきっと、「オマエ少クラは録画をしてなかったんじゃないのか」とツッコミを入れられているだろう。実は私も後で知ったのだが、私がオタ卒のために、断腸の思いで解除した録画は、家族(父)によってしっかり録画し直されていた。「そういえば少年倶楽部録画の設定が外れてたから、予約しといたで♪」とドヤ顔で報告された。父よ…*1

話を戻す。今回はそんな物思いにふける秋の夜に、私がよく聞くジャニーズの曲を紹介したいと思う。
基本的に、これらの曲はプレイリストにしており、その年に発表された曲や新たに気になった曲を仲間入りさせて、毎年バージョンアップさせている。これいいなあと、藤原定家の気持ちになりながら*2、自身のiPodから好き勝手に楽曲を選ぶのは至福の時である。それでは、つい最近完成した2015Ver.をお披露目していく。





1.KISS FOR U / Kis-My-Ft2(『Everybody Go』収録)
「こんなに想ってくれる彼なんておらんやろー」と思いながらも、想われる曲中の「キミ」にうらやましくなる曲。楽曲中のカギとなる時計を刻むようなメロディーと、聞き込みたくもなるしさらっと聞き流すこともできる歌詞が好き。


2.情熱(Acoustic Version) / Kinki-Kids(『E album』収録)
アルバムに収録されているアコースティックバージョン。オリジナルの掻き立てられるような疾走感は抑えられ、ラテン調のアレンジが施されている。BGMにぴったり。


3.砂のグラス / A.B.C-Z(『from ABC to Z』収録)
昨年の6月のテーマソング(誰も聞いていない)。つい口ずさんでしまう歌詞と切ないメロディーラインが秋らしい。


4.名前のない想い / Sexy Zone(『one Sexy Zone』収録)
健人くん風磨くんの絶妙なハーモニーとゆったりとしたテンポが、私の読書タイムを絶妙にゆったりとしたものにしてくれている。


5.Real Face#1 / KAT-TUN(『Best of KAT-TUN』収録)
ピアノから始まるイントロと、合わさるギターが素敵な、オリジナルReal Faceのアレンジバージョン。デビュー当時の彼らやその時期の私を思い出し、そこから懐古に走るのが常。


6.if / Kis-My Ft2(『KIS-MY-WORLD』収録)
アルバムでこの曲いいなって思っていたのが、ライブに行って「いい」から「好き」に昇華された曲。「僕は君を選んだから」というサビの部分は、作業を中断して、集中して聞きたくなる。


7.水の帰る場所 / 中山優馬(『Missing Piece』収録)
AメロBメロとサビの緩急が好きな曲。歌詞が少し病んだ感じではあるが、心理状況に関わらずさらっと聞いている。


8.I・ZA・NA・I・ZU・KI / NEWS(『touch』収録)
秋の十六夜月を見ながら『十六夜日記*3』を読みながらいつか聞きたいと思いながらも、今年もその機会を逃した気がする。アルバム発売時からかれこれ10年は聞いている私の秋の名曲。


9.Can do! Can go! / V6(『Very best』収録*4
秋に限定することなくオールシーズン聞いているのは否めないが、この曲を聞き、懐古の旅に出ることが多い。イントロからテンションが上がる。


10.Black & White -Remix by DJ Hasebe- / Kis-My-Ft2(KIS-MY-WORLD』収録)
こちらもオリジナルではなく、リミックス版。BGMとしてさらっと聞けるのがいい。


11.切なさ、ひきかえに / Hey! Say! JUMP(『smart』収録)
全体を通して紡がれる綺麗な歌詞とタイトルに見合うメロディーが秋の哀愁を誘う。作詞、薮宏太。


12.Crazy Accel / A.B.C-Z(『from ABC to Z』収録)
昨年7月のテーマソング(誰も聞いていない)。「転げ落ちるみたいに加速して」いく疾走感はあるのだが、ガンガンうるさいわけでもなく、静かな夜に華を添えてくれるような曲*5


13.あなたへ / 関ジャニ∞(『JUKE BOX』収録)
歌詞の中の世界の季節も秋。安田くんがレコメン!で「大人になった今だから歌える曲」と言っていたのが印象的で、二年前の彼らをしんみりと思いだす曲である。


14.青 / 山下智久(『SUPERGOOD, SUPERBAD』収録)
メロディーが好きで、イントロのギターを聞くとキュンとなる曲。青とは一体どんな色なのであろうか。作詞・作曲、山下智久


15.祈り / Kis-My-Ft2(『Kis-My-Zero*6』収録)
Jr.の頃から音源化を切に望んでいたキスマイ秋曲。切ないメロディーと歌詞が、秋の夜にぴったりだと常々思っている。


16.HEARTBREAK CLUB / KAT-TUN(『cartoon KAT-TUN Ⅱ You』収録)
歌詞に明確なストーリーがあり、その世界観に引き込まれる曲。アルバムが発売された当時、友人と「エイトの『悲しい恋』に出てくる『二人で通ったあの店』がHEARTBREAK CLUBだったって考えると面白いよね!」という話で盛り上がっていたので*7、この曲も当時を思い出す懐古曲の一つである。


17.パズル / 関ジャニ∞(『PUZZLE』収録)
歌詞に沿ってアルバムや日記をつい読み返してしまう懐古曲。ただ、歌詞をじっくり聞きすぎるとこじらせるので、さらっと聞くように心がけている。


18.出せない手紙 / V6(『Very best Ⅱ』収録*8
初めて聞いたのがベストアルバムの発売時だったのだが、当時中学生の私の心に、とてつもなく響いた曲。ふとした時に聞きたくなる。その季節は秋が多く、歌詞に耳を傾けてじっくり聞く。


19.行カナイデ / 今井翼(『Hatachi』収録)
失恋した切なさ辛さがテーマの歌詞と、その世界観を広げるメロディーが特徴的な曲。さらっと聞き流すときもあれば、翼の声に耳を傾けて世界観に酔うときもある。


20.蒼写真 / 関ジャニ∞(『LIFE~目の前の向こうへ~』収録)
古き良き日本の風景が目に浮かぶ歌詞が素敵な曲。季節は夏の終わりから秋にかけて、というものであるのだが、季節の変わり目からしっとり聞くのが好き。


21.Half Down / 錦戸亮(『PUZZLE』収録)
錦戸くんのソロはどれも好きなのだが、重すぎず軽すぎない、秋になると聞きたくなるのがこの曲。ハーフダウンというタイトルもなんとなく秋っぽい(錦戸くんいわくギター用語らしいが)。


22.交差点 / 中山優馬(『Chapter 1』収録)
歌詞がすっと入ってくる曲。おそらく優馬くんが同世代(優馬くんの方が年下だが)であるため、共感できる面も多いのだろう。過去への後悔が歌われるが、最後に前を向いて一歩踏み出しているのが優馬くんらしい。作詞、中山優馬


23.A MY GIRL FRIEND / Sexy Zone(『バィバィDuバィ 〜See you again〜 / A MY GIRL FRIEND 』)
ほっこりあたたかい気持ちになれる曲。この曲とのエピソードが多いため、ただの秋曲ではないのだが、そんな様々な思い出がイントロが流れるときゅんと思い出される。


24.Billions of You / タッキー&翼(『TRIP & TREASURE』収録)
聞くと元気になれる曲。感傷的な気分になっていても、今のまま、ありのままの自分でいいんだと幸せな気持ちにさせてくれる歌詞が心地いい。


25.生きてよ / 佐藤勝利(『Cha-Cha-Cha チャンピオン』収録)
流れるとつい作業の手を止め、楽しかった夏の思い出とともにTDCの亡霊になりかける曲。勝利くんの声に癒される。


26.君想フ夜 / NEWS(『pacific』収録)
秋口になると聞きたくなる曲。少し矛盾を含んでいるようにも感じるが、歌詞の世界観に浸りたくなる。


27.星屑のスパンコール / 少年隊(『翔 SHONENTAI』収録)
「客席の片隅に君を見つけた」ロックオン健人くん*9を思い出す曲。彼は実に罪深い。アレンジは少クラで使われるものの方が壮大で好きだが、時代を感じられるオリジナルもなかなか味がある*10


28.泣かないで 僕のミュージック / 関ジャニ∞(『8UPPERS』収録)
イントロとともにライブ映像が頭に浮かぶ曲。この曲を夜に聞いていると、ちょっと憂鬱な翌朝もやっていけそうな気になる。


29.Crazy Love / KAT-TUN(『Keep the faith』収録)
初めて聞いたとき、いつかこんな恋をするのかなと、大人の恋に思いを馳せたが、未だCrazy Loveには出会っていない。KAT-TUNのバラード大好き芸人の私が1番好きなKAT-TUNのバラード曲。


30.流れ星 / 今井翼(『タキツバベスト』収録)
この曲のために今回の記事を書いたと言っても過言ではない。なぜかこの曲は秋になると聞きたくなるのだ。普段はジャニーズの曲をシャッフルで聞いているのだが、この時期の夜にこの曲がかかると、鳥肌が立つのである。ああ、この曲が沁みる季節がやってきたと。そして歌詞とメロディーが秋の夜空を見上げさせる。
特に歌詞の対比構造が素晴らしく、世界観がリアルに想起させられ、私の中では、すっかり、秋の夜=『流れ星』となっている。いつかしっかり歌詞分析したい。





というわけで、簡単にだが長々とまとめた。
こうして挙げてみると、秋の夜長に聞きたい曲として私が考えるものの定義が見えた。

・バラード
・ラテン調
・歌詞は少しネガティヴ
・幻想的
・過去が思い出されるもの
・失恋を歌ったもの
・ほっこり心があたたまるもの

上記のようなポイントが複数当てはまるものが、秋の夜長曲として私の中で採用されている。
リストアップするまでは気づいていなかったが、意外にもグループに偏りが見られたのも興味深かった。普段何気なく聞いている、気になる曲を見直すことで、関連性が見えたのは思わぬ収穫であった。これからもこうして秋の夜長曲は私の中で増えていくことであろう。

*1:と思いながらも、せっかくならと結局観た

*2:歌人一人につき一首、定家自身が気に入った歌を定家の好き勝手に百首集めたのが百人一首である

*3:阿仏尼著、鎌倉期の日記

*4:『SUPER HEROES』収録

*5:それなのにライブで聞くと盛り上がるのだからこの曲はほんとすごい

*6:アルバム『Kis-My-1st』の特典アルバム

*7:根拠のない妄想

*8:『出せない手紙』、『seVen』収録

*9:@少クラ2014.9.10

*10:曲をiPodにずっと入れたかったのだが、アルバムはレンタルCD屋さんを渡り歩いても手に入らず、困っていた。そんなとき手を差し伸べてくれたのが、玉森担いとこの母親であった(おばちゃんは少年隊ファンを経て、現在SMAPを応援している)。持つべきものは、ジャニオタの親戚