Words Of Love

王子はお姫様のキスで死ぬ

【アンケート結果】ジャニオタが持つ担当の年齢に対する意識【ジャニオタ夏の自由研究】

アツい夏が終わった。私のアツすぎる夏は、玉森担いとことのキスマイ初日公演で幕を閉じた。しかし、アツすぎるみなさんからの回答を集計する作業が私にはまだ残っていた。今回は、先月実施したアンケート調査の結果と、そこからの考察を行っていこうと思う。





実施したアンケートはこちら

ジャニオタが持つ担当の年齢に対する意識調査

・グーグルフォームにて作成
・実施期間2015.8.6.2:01~2015.8.18.23:59
・当ブログ、また当方Twitterアカウントを中心に回答を募集
・回答数127、うち有効回答数126*1

ご協力いただいた100名以上もの皆様、ありがとうございました。感謝しております。



アンケート実施の経緯は以前のブログにも書いたが、自身よりも年下の担当を応援するタイミングは、一体いつごろであるのかが気になったことが発端であった。
私自身は現在Sexy Zone佐藤勝利くんを応援しているのだが、それ以前は関ジャニ∞横山裕さんを応援していた。横山さんと干支が一回り以上も違い、また私よりも年下である勝利くんに担当が変わることは非常に戸惑った。また、現在中高生を相手に仕事をしており、将来的にもそれを続けていきたいため、当時高校生の勝利くんに黄色い声を上げることに、言い表せない複雑な気持ちを持っていた。
昔から年上好きであるため、この心変わりには心底驚いたが、これはおそらく、私がある程度大人になり、年下というフレッシュさや無邪気さへの魅力を感じられるようになったからではないかと考えている。
ばっちり年上に魅了されてきた10代と、20歳を過ぎたあたりから生まれ始め、昨年爆発した年下を愛しいと思う感情。私は年下へ向かうタイミングは20歳を過ぎてからであると考えている。実際Jr.担にはお姉さまが多いように感じている。では、それらの年下アイドルへベクトルを向ける方々は、一体どのような感情の中で担当を続けているのだろうか?
前置きが長くなった。それでは集計の結果をまとめていく。





【1】あなたの年齢を教えてください。
【2】担当の年齢を教えてください。
【3】あなたがタレントを担当として応援し始めた時期はいつですか。

f:id:mei5ring:20150926182743p:plain
f:id:mei5ring:20150926183121p:plain
f:id:mei5ring:20150926183515p:plain

【2】の結果は、20代が多くなっている。次いで30代が多いのは、私が関ジャニ∞用のアカウントでも拡散を求めたため、フォローしてくださっているeighterさんが多く回答してくださった結果であろう。しかし、最年少の大倉くんが30歳になった今、エイトには20代はいない。他グループ担、もしくはJr.担の方が多く回答してくださったことがうかがえた。





【4】:あなたはタレントを担当として応援するとき、自身とタレントの年齢差を気にしますか。

f:id:mei5ring:20150926183913p:plain

これは私の考えに反して、気にしないと答えた方が多かったことに非常に驚いた。しかし、気にしないに次いで、どちらかといえば気にするがきていることから、それぞれ考え方に差異が出ていることが読み取れた。
またこの質問では、担当との年齢差が、担当の方が年上なのか、担当の方が年下なのかを考慮できていないので、この点を分けるとまた違ったデータが得られたであろう。
ちなみに、気にする・どちらかといえば気にする/どちらかといえば気にしない・気にしない/その他の分け方をした結果が以下の通りである。また、【8】:あなたと担当の年齢差についてお教えください。の結果と合わせた考察も行ったため、別途表を載せておく。


f:id:mei5ring:20150926184446p:plain
f:id:mei5ring:20150926191658p:plain


【5】:【4】の質問で『気にする』『どちらかといえば気にする』と回答された方に質問です。差支えございませんでしたら、その理由をお教えください。
【6】:【4】の質問で『どちらかといえば気にしない』『気にしない』と回答された方に質問です。差支えございませんでしたら、その理由をお教えください。
【7】:【4】の質問で『その他』と回答された方に質問です。差支えございませんでしたら、その理由をお教えください。


【5】~【7】の質問ではそれらの考えについて自由回答をいただいた。回答の全てを紹介したいところだが、ここでは個人的に気になったものを挙げていく*2

気にする・どちらかといえば気にする派

《担当が年下だと気にする》
好きなものは好きなので、いつも全力で応援しているけど、周りの人には、年齢差を計算されるときまずいので、公表はしていない。

こんな子どもが好きなの?ショタコン?って思われそうで、この子を応援してるって他人に言いにくい。年下を担当にすると応援のスタンスをどうすればいいのかわからない。

自身では気にしていないが、他人の目を気にするという意見が目立った。私自身もこれは経験があり、実は今でも親には勝利くんが好きだとはカミングアウトできていない。
また、私と同じく、子どもと関わる仕事をしているために、年下だと年齢を気にするという意見もあった。どれほど同じような境遇の方がいらっしゃるのかは未知数であるが、ジャニオタだとは公言できても、職業や環境的に担当を他人に伝えることができない方もいらっしゃるだろう。

相手は当時中学生だったので、中学生の担当はまずいだろうと最初は気にした。

年下の男の子にキャー!っていう勇気がない。弟がいるので、そんな感覚で見てるのかも。

やはり年下だとどこか応援しづらいというか、手を出してはいけない領域に感じる。誕生日とか祝う時に実感させられて辛くなる。

応援し始めた当初の担当の年齢が何か引っかかるという意見も見受けられた。さらに年下の兄弟(主に弟)がいると、比較ではないが、年齢を意識してしまうという意見もあった。

あまり下の子だとファンの世代も若くなるので応援しづらい。

また一定数あったのが、ファンの世代が比例するという考え方であった。これは担当が年上の場合にも感じている人が多く、会場での居心地などが、意識にのぼるという指摘が見られた。
その他、少数派ではあるが、年上の自分に応援されている担当がかわいそうといった意見も見られ、新たな観点に少し驚いた。


《担当が年上だと気にする》
本人たちが自身を『おじさん』と呼び、「若い子はわかんないかなぁ」という発言をすることが多いから。こういう発言を聞くとどうしてもっと早く生まれなかったんだろうと思うことがある。

時々ジェネレーションギャップのようなものを感じるし、担当が○歳の頃私は○歳かあ〜と考えることが多々あるから。

担当が知っている時代を自身が知らないと、悔しくなるといった意見や、ジェネレーションギャップを感じるという意見が多かった。ジェネレーションギャップに関しては、担当が年下でも十分感じられるだろうが、年上の際に特にこのギャップを感じているという印象を受けた。

自担の所属しているグループのファンが社会人の方や大学生の方が多く、高校生の私が珍しがれらることがある。

現場には年上のファンの方ばかりで目立つため。またタレント自身も「最近10代のファンが増えて嬉しい」といった発言をするため、気にしたくはないがついつい意識してしまう。

これが先ほど挙げた、グループのファン層への意識の逆パターン一例である。この感情はジェネレーションギャップよりも、多く持たれているようである。

自分と同世代の男子にはない年の功というか、人生の先輩として積み重ねた経験や知識に惹かれるので。

このような意見もあった。とても興味深い観点である。


《その他》
応援するときに、自分はそのアイドルより年上か年下かは眺め方も変わるので大事なポイントである。

年齢差は自担への気持ちを作る一つの要素になっていると感じているので、そういう意味で気にしている。

あまりにも年上、年下を担当にするのは少し抵抗があるから。現在の担当は同い年だが、年が同じだから親近感がわいて担当にしようというのが少なからずあった。

年上か年下かによって、応援のスタンスが変わるというのも非常に興味深い意見であった。また、担当と同い年である方からの貴重な意見をいただくことができた。ただただうらやましい限りであるが、同い年だからこそ得られる親近感というのは共感できる気がする。
以上が気にする・どちらかといえば気にする派の意見である。



どちらかといえば気にしない・気にしない派

《担当が年下でも気にしない》
かっこいいとかわいいは正義

額縁に入れて飾っておきたい名言。確かに言われてみればそれがすべてである。

歳を重ねても年齢を気にしていたら、応援できる人が少なくなっていく。キラキラした若い子がかわいい。

年下の男の子かわいい♡みたいな認識で応援しているのであまり気にしたことはない。

長年応援した上で、別のタレントへ担降りなどをした場合、自身も歳を重ねているため、高確率で年下を応援することになる。前者は気づかされるような鋭い意見である。一方、アイドルとは本来若くてキラキラした存在である。アイドルの高齢化が進む中、若くてキラキラした存在を求め続けると、年齢はある意味では重要性を帯びるが、年齢差としては考えが薄くなるという意見である。

私は子どもで相手は大人のアイドルという前提でファンになっているから。

響きがすごく妖しい。この割り切り方はアイドルとファンの間だからこそ成り立つ方程式である。しかし、この割り切った関係こそが本来のアイドルとファンを表すものでもあるのだろう。


《担当が年上でも気にしない》
アイドルだから。

自分好きで応援したいと思った人がたまたま年上だったから。

恋と言うよりお兄ちゃんみたいな感覚だから。

年齢は気にしないという意見では、恋愛感情はないからという意見が多く見受けられた。年齢を気にするという方が、必ずしもタレントを恋愛対象として見ているとは言い難いが、年齢を気にしないとする方の多くは、タレントをアイドルとして自身との距離を置いているように感じた。アイドルだから、という言葉にすべてが詰まっている。

周りの30代とかけ離れた若さを持っているから。

この意見も複数回答あった。周りを見渡せば、タレントと同じ年齢の人はいるが、やはり、アイドルは年相応ではない若さを持っている。見た目年齢で考えると、実年齢は関係ないのである。


《その他》
別に年齢差があろうと好きなことに変わりはないし、特に担当が10歳上、10歳下とかでも何も不都合なことはないように思う。

好きになるのに理由はないから。

その年齢の彼を好きになったのだから仕方ない。

集計をしながら、エイトの『イッツマイソウル』を聞けと言われているかのような錯覚に陥った。惚れたが負けだなんて妙に納得の文句ガッタイッツマイソウル。

恋愛ではなく一方的に応援するので、あまり気にしなくていいように思っている。

画面の向こうにいる人だから。

アイドルは夢を見させてくれるものなので。

アイドルというものは憧れの存在であって然るべきで、手に届かない対象だから年齢は離れていれば離れているほどいいと思う。

先にも出ていたが、アイドルという存在であるがゆえに、気にしないという意見である。特に4つ目の手に届かない対象だから、年齢は離れていれば離れているほどいいと思うという考えは、なかなかの衝撃であった。新しい観点を教えていただいた。
自担と同い年だから考えたことがなかったという意見もあったのだが、もしかすると自担と同年代という人にとって今回の質問は、自担が変わり、新しく担当するタレントに年齢差があらわれたときに、初めて直面する考慮のポイントであるのかもしれない。

あわせて載せた表は、横列(%)/全体(%)で合計が100になるように作成しているので、見にくいが参考にしていただければと思う。円グラフからは読み取れないが、この表から推測すると、『年齢差を気にしない』群は割合からみると、現在の自担が自身より年上である方々が多く回答している。自担の方が年上であれば、あまり年齢については考えていないことがわかる。
また、表の結果には顕著には出ていないが、自担の方が年下の方々は、ほぼ同率ながらも若干『年齢差を気にしている』割合が高いという結果が得られた。
以上が担当との年齢差を気にするかどうかの意見の抜粋であった。





【8】:あなたと担当の年齢差についてお教えください。
【9】:【8】で『担当の方が年下』と回答された方に質問です。貴方と担当の年齢の差異についてお教えください。
【10】:【8】で『担当の方が年下』と回答された方に質問です。差支えなければ担当をお教えください。

ここからは、未成年のタレントを応援している方々への調査を目的とした質問を行った。回答を募集してから、【10】の質問は全員に回答してもらえばよかったと、質問方法に不備を感じたが、多くの方が答えてくださった。

f:id:mei5ring:20150926192001p:plain
f:id:mei5ring:20150926192325p:plain

【10】は、阿部顕嵐くん、伊野尾慧くん、神山智洋くん、菊池風磨くん、小瀧望くん、作間龍斗くん、佐藤勝利くん、髙橋海人くん、手越祐也さん、中島健人くん、中島裕翔くん、永瀬廉くん、錦戸亮さん、西畑大吾くん、萩谷慧悟くん、橋本良亮くん、平野紫耀くん、福本大晴くん、藤井流星くん、藤ヶ谷太輔さん、松倉海斗くん、松島聡くん、マリウス葉くん、森田美勇人くん、森本慎太郎くん、山田涼介くん、吉澤閑也くん(50音順)の担当の皆様、ご回答ありがとうございました。

【8】については後に言及していく。【9】については考えていたものがあったのだが、今回考察にうまく取り込むことができなかった。回答にお手間をいただいたのに大変申し訳ないです。ご了承ください。





【11】:Jr.・セクゾに担当がいる方、またジャニスト小瀧担の方に質問です。担当に該当する項目をお選びください。

f:id:mei5ring:20150926192759p:plain

未成年のタレントを応援している方への質問の誘導のために上記のような質問を行った。セクゾは勝利くん、聡くん、マリウスくんの担当の方だけに伺ってもよかったのだが、Jr.と仕事をする機会が多いグループであるため、便宜上、健人くん、風磨くんを含めたグループ単位の聞き方をした。結果、小瀧くん担の方が浮いたような聞き方になってしまっているが、深い意味は特にない。
また、95年生まれのタレントに関して、アンケートを取ろうと思った時期、アンケート回答募集期間、アンケート集計からブログアップまでの期間に20歳を迎える(もしくは迎える可能性のある)方々がいたため、集計に差異が出ないよう、1995年4月2日~1995年12月31日生まれのタレントに関しては『高校卒業~20歳未満』を選択してもらうよう但し書きを添えた*3



【12】:【11】で『小学生』『中学生』『高校生(もしくはそれに準ずる年齢)』『高校卒業~20歳未満』と回答された方に質問です。担当に早く成人してほしいと思いますか。

f:id:mei5ring:20150926193137p:plain

私は担当には早く成人してもらいたいと考えているので、この結果には非常に驚いた。半々ぐらいにわかれるであろうと予測していたが、成人してほしくないと考える方が半数、成人してほしいという回答は20%以下にとどまった(下の円グラフ参照)。

f:id:mei5ring:20150926193419p:plain

それでは一体どのような理由で、そのように考えているのだろうか。【12】を回答いただいた方に、任意で理由を伺った。





【13】:【12】の質問で『早く成人してほしい』『どちらかといえば成人してほしい』と回答された方に質問です。差支えございませんでしたら、その理由をお教えください。
【14】:【12】の質問で『どちらかといえば成人してほしくない』『成人してほしくない』と回答された方に質問です。差支えございませんでしたら、その理由をお教えください。
【15】:【12】の質問で『20時の壁は越えてほしい』『その他』と回答された方に質問です。差支えございませんでしたら、その理由をお教えください。



早く成人してほしい・どちらかといえば成人してほしい派
未成年飲酒、喫煙等で担当がいなくなる恐れを持ちながら応援することが怖いから。せめて成人はしていて欲しい。

飲酒などのスキャンダルの可能性が減るから。

成人してほしいという理由を回答をしていただいた方の全員が、この指摘をしていた。私も、まさにこれが成人してほしい理由である。人気絶頂のタレントがある日突然、このきらびやかな世界からいなくなる絶望を味わったことがあるだろうか。幸いにも…といえば非常に失礼であるが、私はまだこの件については経験したことはない。しかし、過去にこの一件で親しい友人を失ったことがあった。タレントが頑張っているから自分も頑張れると、タレントを自身のモチベーションの拠り所にすることも多くあるかと思うが、いつもテレビで大騒ぎしていたり、雑誌からキラキラを振りまいてくれていたタレントが姿を消すことは、そのタレントが退所することとはまた違った辛さがある。タレントもファンも願っていない出来事であるからだ。この事例を過去に数回見てきていることから、私はせめて担当は成人していてほしいと考える。この回答をいただいた方も、もしかすると過去にこの経験をされているのかもしれない。



どちらかといえば成人してほしくない・成人してほしくない派
かわいい男の子が大人の男性になってしまうのが怖い。

20歳を過ぎたら何をするか心配だから。

成人してもかわいらしさはあるだろうが、未成年特有のかわいらしさもある。前者はこのかわいさがなくなることを危惧する発言である。
後者は先に述べた成人してほしいの意見とはまた違った観点からの切込みである。成人してしまえば羽目をはずすかもしれない、という意見である。飲酒や喫煙というよりも、恋愛面のスキャンダルなどがこれに当たるのかもしれない。


発展途上の10代を応援するのが楽しいから。

どんなに大人ぶってても法的にはまだ子ども。これ以上の萌えは見当たらない。

10代後半から20代前半ならではの、フレッシュさとモヤモヤを感じたいから。この時の甘酸っぱさが最高。

『未成年』という10代の特別感に対する意見が多く寄せられた。笑顔がかわいいタレントが、急に大人っぽいしぐさをして見せたり、私服の系統が少し変わったり。そういったタレントの大人へ憧れ、ちょっとした背伸びを感じたときに、まだまだ子どもなのにと親目線で愛でてしまうアレである。

ジャニーズは17歳が一番カッコイイ説を推しているため。外見的にも劇的に大人になってきて顔もカッコよくなるし、内面的にも大人の顔と子どものヤンチャで純粋な顔を持つ絶妙なバランスがすばらしい。20歳を超えるとやはり色々なしがらみが出てきて、自由にできなかったり顔の成長も止まってむしろ衰退していくので。

このような意見も寄せられた。成人して社会に出ると知りたくなかった嫌な一面を見ることはよくある。芸能人である故、私たちが知りえないまた異なった過酷さもあるだろうが、そういった面からもまだ離れた位置にいるであろう、守られた存在である未成年のタレントたちは、ピュアであり、ある意味で世間知らずである。しかし、そういった10代の良さは確かに納得できる点である。


20時の壁は越えてほしい・その他派
ハタチを迎えるのも時間が流れれば当然のことなので「してほしい・ほしくない」では表現できない。健やかに大人になってほしい。ハタチになったら感慨深くはなりそう。

単純に年をとればいいというものではない。成人するまでにどれだけ経験を積むことができるかが勝負だと思う。

その他の回答として多く寄せられたのが、成人してほしい、してほしくないの尺度でははかり得ないという意見であった。成長の過程に重きを置くと、その判断ができないことは事実である。時間の流れとともにタレントがどのように変わっていくのかを見守りたいという回答であった。一方で後者の意見は非常に鋭いものである。現状に身をゆだねるのではなく、仕事や生活、日々の体験によって未来が変わってくる。これはタレントたちだけでなく私たちにも同じく言えることである。日々に満足せず、スキルアップを試みてほしいというメッセージであった。

高校卒業から成人前っていうのは一番グレーな時期。そのグレーの狭間でどうもがいていくかを見たい。特に、他のメンバーが成人している中、一人だけ未成年のメンバーを見ていると、早く大人になりたいという気持ちが強いのではないかと感じられる。頑張って大人になろうとしている姿を見届けていきたい。

タレント個人ではなく、タレントが所属するグループ、ユニットに焦点が当てられた意見。先にあげた成長を見守りたいというものと似ているが、周りに感化されてどのように大人になっていくのかという、そのもがき方が見られるのは未成年タレントの特権である。このような観点で考えたことがなかったので非常に参考になった。

担当と同い年だからこそ一緒に歳をとるという感覚を得ることができる。置かれた立場は違えど、年齢が一緒であるから基本的にしていることは一緒だし、制限されることなどもない。それを感じることができたとき、タレントを身近に感じられる。越えてほしいともほしくないとも思わない。

最後に、担当のタレントと同い年の方からの意見である。うらやましくて仕方がないが、一緒に歳を重ねていく幸福感は容易に想像でき、年齢を越えてほしいとも欲しくないとも思わないというこの感覚は共感できる。



以上が、担当に成人してほしいかどうかの回答であった。全ての方の回答を紹介できず、心苦しいところであるがご了承願いたい。こうして見てみると、法律的な問題さえクリアすれば、未成年の良さや、成長の過程を見守ることの楽しさが、溢れまくっているように感じる。私自身が未成年のスキャンダルにトラウマを持っているため、ここは譲れなかった点であるが、今回いただいた回答を読み進めるにつれ、未成年という10代の貴重さを改めて感じた。そしてそれと同時にこの沼の深さを悟った。




アンケートの質問としては以上です。アンケートにご協力いただいた126名の皆様、本当にありがとうございました。しがないジャニオタの興味から生まれたお遊びに、ご協力いただき感謝をしています。
結果に納得のいかない方も、「え?私の考えは少数派なの?」と思われた方もいらっしゃるかとは思います。今回の結果をジャニオタのスタンダードとは思わないでください、あくまでも回答してくださった126名の皆様から算出した結果です。気楽に受け止めていただければと思います。
また、アンケートを受け付ける際に、結果と考察に回答を使用する旨は記載しておりましたが、個人の特定に繋がるなど、プライバシーに関わる点で掲載を控えてほしい等、不備がございましたら当方Twitterアカウントまでご連絡ください。
つたない文章をここまでお読みいただいた皆様もありがとうございました。










《おまけ》
ここからは、個人的な自由(すぎる)研究であるので、興味がある方だけ読み進めていただければと思う。

冒頭で述べたように、年下の魅力に気付き出すのは、同世代の男女が精神的な面で同じ水準に到達するであろう20歳を過ぎてからだと、私は考えている。これはもちろん私の勝手な憶測である*4。中学生までは同級生の男の子の行動は、どうも幼稚に感じたが、高校生になった頃になんとなくやっと追いついてきたかなあ…というように記憶している。高校生の時に同性(女性)の友人が、同級生と付き合うことや先輩と付き合うことがあっても、後輩と付き合うパターンは私の周りではなかった。私自身、高校生の頃は年下の男の子は幼稚に感じていたし、友人も、同じようなことを言っていた。論旨としてはあまりにも稚拙なのだが、この点を踏まえた上で、回答していただいたデータをもとに算出した結果が以下の通りである。

f:id:mei5ring:20150925154913p:plain
f:id:mei5ring:20150926175338p:plain

一つ目の表は、担当が年下であると回答いただいた方の年齢ごとの分布図である。20代が突出しているが、これは回答いただいた方がそもそも20代の方が多かったことに起因する。
二つ目の表は、現在の担当を応援しだした当時の回答者の年齢と、担当との年齢差についてのものである。見にくい表し方をしているが、横列(%)/全体(人)で一つのセルに載せている。単位が異なっていることをご了承願いたい。ここでは興味深いデータが得られた。細かく分かれているが、10代では担当の方が年上という方々が圧倒的多数を占める中、初めて年上年下が逆転するのが20代という結果があらわれた。
20代になって初めて、同世代もしくは年下のタレントへとベクトルが向かう。この考えはあながち間違いではなさそうである。もちろん、このアンケートへ回答をいただいた方々から判断しているため、必ずしもそうとは言えないが、上記の二つのデータによる結果は、一つの観点として、20代をターニングポイントとして見ることができると考える。





以上が私のやりたかった自由研究である。
回答を集計しながら、多くの意見、観点を得ることができ、非常に勉強になりました。回答いただいたみなさんに感謝しております。ありがとうございます。

夏の自由研究と言いながらも秋めいてきており、冒頭の書き出しのキスマイコンの後、すでに2現場に足を運んでいるのだから、自身のジャニオタ具合に笑っている。表計算中のデータが一式飛ぶという絶望も経験しながら書き上げたので、しばらくは計算系の考察は距離を置きたい。しかし、機会があれば、またこのような考察も行いたいので、そのときはぜひご協力お願いいたします。

*1:回答日時が一緒で、回答の内容、いただいたコメントが同じものは機械の不具合と見なし、今回の集計からは省きました

*2:一部を引用する、個人が特定されないようにする、語尾を常体にするなど、掲載の際に回答に少し手を加えております。

*3:松村北斗くん、岸優太くん、森田美勇人くんなどが該当

*4:心理学等を専門にされている方には稚拙な考えで申し訳ないです