Words Of Love

王子はお姫様のキスで死ぬ

勝利 Summer Concert (2015/8/11~8/14)

昨年、私は勝利くんのソロコンサートに行くことができなかった。物理的には十分行けた。だが、学生の私が翌年以降も学生を続けるためには、遠征をしている心の余裕がなかった。
しかし、行きたかった。勝利くん初のソロコンである。私はその時、まだ勝利くんにお目にかかったことはなかった。あんな端正なお顔の少年がこの世界にいるなんて。しかも私の大好きなジャニーズにいたなんて。行きたくて行きたくてしょうがなくて、でも、きっと来年も勝利くんはソロコンをやってくれるよと、そう信じて、あの時は足を運ばなかった。私の中で2014年の7月29日と8月11日は存在しなかったことになっている。

そうしているうちにやってきた2015年6月1日。私の願いが通じたメール伝言板が私のケータイにも届いた。
「Summer Paradise in TDC」公演決定
この文字と日程に私は歓喜した。行ける。今回は行ける。勝利くんのソロコンに行きたいという一年越しの願いが叶った瞬間だった(まだ申込みすらしていないのに)。
結局無事に2公演は行けることとなり、TDCホールという夏に向けて、プライベートを頑張ろうとしていた矢先の7月3日のことであった。勝利くんの『薔薇色の日々』vol.34が更新されたのである。読み終えた私は謎の使命に駆られていた。
勝利くんがそう言うなら、私はTDCに通わなきゃ!!!!
たまに出る私の自意識過剰の悪い癖があらわれたのである。夏全ては無理でも、勝利くんのソロコンは通わなきゃ。去年の分も楽しまなきゃ。その日、私は三泊分のホテルの予約をし、チケットを探し始めた。



前置きが長くなった。全6公演。勝利くんの『勝利 Summer Concert』の記録を残しておく。





〈セトリ〉

Black/White
BAD BOYS
With you(初日のみ)→完全マイウェイ

会場あおり

Ghost ~君は幻~

手紙の演出

A MY GIRL FRIEND
シーサイド・ラブ
Crazy Rainbow
BANG!BANG!バカンス
夏の王様

会場あおり

Everyday Love You(勝利くん作詞新曲)
サマーステーション(キンプリ)
SexyZoneメドレー
 男 Never give up
 King & Queen & Joker
 Sexy Summerに雪が降る
 バィバィDuバィ ~See you again~
 Real Sexy!
 Lady ダイヤモンド
 Sexy Zone
 君にHITOMEBORE

MC

Cha-Cha-Cha チャンピオン
勝つんだWIN!(キンプリ)

映像(JAM)

Johnny's Awesome Medley
 FUNKY FLUSHIN'
 SHAKE
 One in a million
 Ho!サマー(ローラースケート)
 愛のかたまり
 Anniversary(写真)

まだ見ぬ景色

キンプリラジオ(一発芸ムチャブリ)

好きだよ
私のオキテ
Hachidori
生きてよ

〈アンコール〉
おなじ空の下
Everyday Love You
挨拶

〈ダブルアンコール〉
(初日)
挨拶(勝利くんのみ)

(オーラス)
スキすぎて
ぶつかっちゃうよ
挨拶(勝利くん&キンプリ)





今回のコンサートでは、公演ごとに変更が施されていて、毎回終わった後に打ち合わせが重ねられているんだなあと感心した公演であった。おそらく、初日のオープニングは、エンディングの生きてよで勝利くんが昇って行く階段の幕の中から登場したように思うが、片方の幕は開いてもう片方は開いていないという曖昧なことになったため、なくなったのではないかと憶測している。でもそう考えると、最初の演出も非常に憎い。階段の幕の中から登場し、階段の一番上から飛び降りていなくなる勝利くん。最高である。
初日のキンプリラジオでは、岸くんに、伝説の野菜泥棒のモノマネでイジッてもらっていたが、勝利くんがあの野菜泥棒少年(勝利くんが野菜泥棒をしたわけではない)と同一人物だとは思えないような堂々とした佇まいで会場を魅了する姿に、息をのんだ。オープニングのBlack/Whiteや、まだ見ぬ景色はいわゆる帝王感が溢れ出ていたし、その一方で、新曲のEveryday Love Youや好きだよでは笑顔のはじけるかわいい勝利くんが会場を盛り上げていた。かと思えば、A MY GIRL FRIENDや生きてよは切ない表情を浮かべながら、でも幸せを感じさせるはかなさとともにしっとりと歌い上げる。
勝利くんの表情は曲や演出によってくるくる変わる。きっといろいろ考えて試行錯誤の上での魅せ方であるだろうに、それを飄々と自然とやってのけている『風』を装う勝利くんは、勝利くんだなあとしみじみとした。

そんな演出で一番好きだったのがやはり、手紙からのA MY GIRL FRIENDである。Ghostで散々こちらに鳥肌を立たせておいて、いつもファンレターをありがとうと優しく微笑む勝利くん。紫耀くん、廉くんと手紙のリレーがあり、海人くんが手紙の封を開ける。

 友達が好きみたいって
 伝えて走り去るなんて
 僕の気持ちが分からないんだね。
 いつか言うときが来るのかな
 その前に手紙で伝えます。
 大好きです。

「ラブレターじゃん!」ってツッコみながらも読み進める海人くん。

 加賀美 暖より
 A MY GIRL FRIEND

そしてA MY GIRL FRIENDのイントロが流れる。この一連の流れが好きで、初日はGhostから一度ひいていたはずの鳥肌が再び立った(ちなみに2日目以降はGhostからずっと鳥肌が立ちっぱなしであった)。勝利くんはセンターから夏らしいカラフルな衣装で登場する。次の曲が夏メドレーであることの兼ね合いもあるのだろうが、この、壮大なバラードをポップなお衣裳で歌いきる勝利くんが本当に尊くて、ペンライトを振るのも忘れて聞き入っていた。
私自身もとからこの曲が好きなのだが、会場で聞くのが初めてであったため、非常に感激した。ずっとこの曲を勝利くんに歌ってもらいたかったので、大満足であった。
この、GhostからA MY GIRL FRIENDへの流れであるが、13日1部の公演のMCにて、勝利くんが言及してくれた。

Ghostなんてフォーメーション含めダンスに夢中だし、基本的に勝利くんしか観ていなかったため、2部公演では映像にも注目してみた。勝利くんの言うよう、Ghostでは廃校舎の音楽室のような、五線譜の書かれた壊れかけた黒板のある部屋が映像から確認できた。曲終わりから下駄箱の映像に切り替わる。その映像を勝利くんが叩き割ると、手紙が落ちてくるのである。
届きそうで届かないあの子への勇気の一歩を、暖くんは踏み出したんだなあ…と勝手に解釈している。
ただ、ツイートでも書いたが、メインのスクリーンの前にはマンションがあるため、映像が見にくかったのが残念であった。きっと勝利くんが言及していないポイントもあったんだろうなと思うと惜しい。


バックのキンプリはとてもいい味を出していた。私は今回のソロコンで、岸くんはセクパワ大阪公演ぶり二度目の対面であったのだが、岸くんってなんてみんなから愛されている子なんだと感激した。私の中で、岸くんと言えば『近キョリ恋愛』や『お兄ちゃんガチャ』といった俳優岸くんで、それ以外といえば、昨年物議をかもした勝利くんの「理解できない。岸くんとこに行けば?」が衝撃的であったというところである。自由にしゃべっている岸くんをほぼ初めて観たのだが、紫耀くんに続く天然を炸裂させていて、毎MCを楽しませてもらった。
KQJでは、紫耀くんがKing、岸くんがJokerを担当するところを、勝利くんがQueenではなくVictoryと言ったことに続き、岸くんがドヤ顔で「Prince」なんて言うものだから、もう笑いが止まらなかった。最後のフレーズに関しては「Kishi(ドヤ)」と決め込んでいて、初日のMCで紫耀くんに「岸ってもう英語ちゃうやん!」ってツッコまれたのに対し、「岸は英語でも岸だよ!Mr.Kishiって言うじゃん!」って抱腹絶倒の切り返しをしていたのがたまらなかった。なにより勝利くんの行き過ぎた愛情が溢れ出ていて、ああこれが『優勝』というやつかと学ぶことができた。

岩橋くんはやっぱりかわいいなと惚れ惚れしたが、まだ見ぬ景色で勝利くんが前のめりになるのを6人で支えるパフォーマンスで、前のめりから戻ってきた勝利くんの背中をぽんっと叩いていたのにかわいい…となった。ここが今回のソロコンで私が岩橋くんに一番テンションが上がったポイントである。あざといかわいさではなく、おそらく無意識でぽんってしてるのが最高にかわいい。
あと岩橋くんのお家で出禁になった岸くんのお話がMC中にあったのだが、この話はもう少し詳しく聞きたかった。あの時の「岸くんは出入り禁止だから」の言い方がすごくツボであった。

紫耀くんは聞き間違いや言い間違いをMCで爆発させており、教え子にしたい欲を滲ませながらたくさん笑わせてもらった。何をどう聞き間違えたら「ピアノ」が「毛穴」に聞こえるのだろうか。MC中に本人も言っていたが、きっと口に出すのと頭の回転が上手く噛み合っていないのだろう。だけど紫耀くんに関しては、それが自身でわかっているだけで私は十分だと思う(甘い)。
あと、手紙の演出で「廉はどんな手紙が印象残ってる?」って廉くんに問いかけるところが、すごく優しいトーンで好きだった。

神宮寺くんは笑うと吹き出すのは癖なのだろうか?ぶって吹き出すその笑い方を私は3回は観た気がする。オーラスのMCで、岩橋くんが「昨日も公演終わってから岸くんとごはん行ったときにさー」という言葉につられるかのように吹き出した神宮寺くん。その瞬間、彼もその場にいたことを察したし、このあとに来る話は絶対おもしろいやつだと、勝手に神宮寺くんから判断していた。神宮寺バロメーターである。結果、猫娘事件は大爆笑だった。検索したら、赤からに『いも娘』というメニューがあるようなので、おそらく赤からで岸くんは爪痕を残したのであろう。
あと、ちょうど初日の公演後が神宮外苑花火大会が開催されていたという話題になったときに、紫耀くんが神宮という言葉に引っかかり「神宮…」と不思議そうに神宮寺くんを見ていた時に、「オレは、全く関係ありません」と神宮寺くんはクールに言い放っていたのだが、その後に「だったら、こいつ(神宮寺くん)御曹司じゃないか!」と紫耀くんがツッコまれた時には、満面の笑みだったのもセットで印象的だった。
神宮寺くんは途中からかすれ声になっていたのが気になっていたが、15日の者公演では喉に注射を打って出演したと伺った。ゆっくり休んで次の特別公演に臨んでほしい。

廉くんは私の中で勝手にツンデレイメージを担ってくれていたのだが、ツンデレではなく素直ないい子であるというイメージに回を追うごとに変わっていった。勝利くんに褒められると、「あんま褒めんといて!どうしたらいいかわからんようになるから!」と懇願するし、愛ある岸くんイジリが始まると、「あんま、岸くんイジるんかわいそうやで、このイジリはみんな岸くんのこと好きって証拠やな。」とフォローに回る。紫耀くんが意味不明なことを言いだしてみんなが「wwwww」となっている中、一人じっと黙っているなと思ったら「わかったわかったこういうことやな!」と紫耀くんの言葉を翻訳してくれる廉くん。しどろもどろ説明する紫耀くんの言葉を、一言ずつ聞き取って、なんとか意味をくみ取ってあげようとする優しさを感じた。その一方で、紫耀くんが発言するごとに「なんですか?」とツッコむ勝利くんに「勝利さん、紫耀にいちいちツッコんでたら持たんで」とバッサリいく。きっとこれは関西にいるときから培われた賜物であろうが、この廉紫耀の関係にはほっこりした。
廉くんのMC力はきっとまだまだ磨きがかかるのであろうが、すでに頭角をあらわしていて、安定感のあるものであった。廉くんが回すMCをまた聞きたい。なんだか今回のコンサートでフラグが立ってしまった気がする。

さて、海人くんだが、海人くんが身長171cmもあると聞いて私は非常にたまげた。6人及び7人並ぶと、意外と海人くん大きいなとは思っていたが、13日の2部のMCで廉くんが「海人は紫耀を抜かしそう」と振ったときに、紫耀くんが「今一緒やろ?170!」と返した時に、満面の笑みで海人くんが「171です~ぅ」とドヤドヤしていたのが最高にかわいかった。
あと、君のため僕がいるが初めて作詞した曲だと勝利くんが紹介した時に、「そうなの!?勝利さんが書いた曲を僕たち踊ってたの??君のため~♪って??」と興奮しながら驚いていたのがとても印象的であった。勝利くんには「起きてる~?」ってツッコまれていたが。
海人くんは廉紫耀と一緒にいるからという理由で関西弁を話してしまうらしいのだが、そのよくわからない理由を含め、海人くんだなあと感じた。海人くんが話し出すと周りが静かになるという話題もあったが、これはおそらく、海人くんの話すことをしっかり聞いてあげようというお兄ちゃん的な意識が自然と彼らの中に働いているのであろう。そして、彼の話す独特の間や、特徴的な声に癒されているのであろう。そんな環境にある、彼らがうらやましい。

実は、今回チケットを譲っていただいたり同行させていただいた方はみなさんキンプリ担であった。開演前、開演後にお話をする中で、キンプリの勢いを改めて感じ、またやはり気になる存在であるなと思った。勝利くんがメインバックを選んだということで、改めて勝利くんのセンスに脱帽した。生で観るのは城ホぶりの勝つんだWIN!はやはりかっこいいなと思ったし、Summer Paradiseでサマーステーションやっちゃう彼らにちょっとしたジョークも感じた(セトリを決めたのは大人だろうが)。


さて、話を勝利くんに戻そう。Johnny's Awesome MedleyがFUNKY FLUSHIN'から始まるのがとても意外で、ここにも勝利くんのこだわりを感じた。きっとたくさんの資料を観ながら、セトリを組み立てていったのだろう。勝利くんと素敵なミュージックで朝までディスコできるあの空間が大好きだった。FUNKY FLUSHIN'で最高に盛り上がってきた中でのSHAKEへの流れも最高であった。これも勝利くんが繋げたのであろうか。とても素敵な繋げ方であった。
そしてOne in a million。勝利くんが大好きな「山下くん!」の楽曲がセトリに組み込まれるのは予測できていたが、勝手にSUMMER NUDEだと思っていたので、ワンミリの前奏が流れたときにああ、こう来たか…と心を鷲づかみにされた。最近少クラでトラジャの兄組のパフォーマンスを観たところなので、アクロバティックな部分には物足りなさを感じたが*1、6人をバックに従えた勝利くんは美しく、輝いて見えた。
Ho!サマーのローラースケートは、私は子鹿感を感じなかったのだが、これはおそらく勝利くんお得意の子鹿に見せない『風』が原因であると思う。涼しげな顔で滑る勝利くんの運動神経の良さばかりが目に飛び込んだ。Kingの3人と輪になってぐるぐる回っているあのパフォーマンスがとてもかわいらしく、あどけなさが残る少年を感じられた。太陽のシャワーは自分たちに向けて降り注ぐのが本家の振付であるが、勝利くんは客席に向けて降らせてくれていた。滝翼たちもよくコンサートで客席に降らせているので、おお、よく観ているなと感激した。
この最高にハッピーな楽曲の次に勝利くんが選曲したのは愛のかたまりであった。勝利くんが歌う愛のかたまりは本当に愛がかたまっていて、毎公演幸せに包まれることができた。『子供みたいにあまえる顔も急に男らしくなる顔も』と勝利くんが歌うのはずるい。子どもみたいな顔をHo!サマーで魅せた後の愛のかたまりほど響くものはなかった。
そしてとどめにやってくるのがAnniversary。この楽曲では勝利くんの赤ちゃんの頃からの写真がスクリーンに映し出された。初日はスクリーンを観るのがもったいないお席だったので、2日目以降にお写真を拝見しながら歌声を聞いていたのだが、こんなかわいらしい無垢な少年時代を過ごした彼が、こうしてステージの上に立っているのかと考えるだけで涙がこぼれそうになった。入学式勝利くんのかわいらしいことよ。余談だが、初めて12歳のランドセル勝利くんのお写真を観たとき、私が小学5年生のときに好きだった男の子と似ているなとふと感じた。そして、私が勝利くんを好きだということに間違いはなかったと勝手に解釈し、感激した。


最後にやってくるのはまだ見ぬ景色から始まる勝利くんソロ曲メドレーであった。まだ見ぬ景色の前奏の演出が素晴らしすぎて、あの演出を考えたのも勝利くんであれば、勝利くんはなんて自分の魅せ方をよく知っている人なんだろうと、また称賛してしまうこととなる。全身にスモークを浴び、ライトが勝利くんのシルエットだけを映し出すその演出に、心を奪われた人は少なくなかろう。紫耀くんと海人くんが土台となり、その上に勝利くんが駆け上り左右に揺れるパフォーマンスでは、海人くんが土台という意外さが、パフォーマンスの魅力を引き出していた。また、先にも述べたが、勝利くんが前のめりになるのを6人で支えるパフォーマンスがまた素敵であった。勝利くんの足の間に顔を入れ、土台を作る岸くんのスマートさが際立っていたように思う。

帝王感が爆発したまだ見ぬ景色が終わると突如始まるキンプリラジオ。
勝利くんはその中のムチャブリで、初日は聡くん*2、2日目は風磨くん*3、3日目はマリウスくん*4、4日目は健人くん*5のモノマネをやりきった。4日間でメンバーのモノマネを全員やることに、メンバー愛を感じたし、モノマネのポイントを含め、ああ、勝利くんだなと感じた。岸くんのムチャブリもあり、会場が温まったところで、RN勝利ラブさんから届いた「勝利くんの制服姿がみたいです」というメール。魔法使い岸くんの制服召喚呪文*6によってあらわれた制服に着替える勝利くんに合わせて、海人くんが曲紹介。「それでは、リスナーからのリクエストの多かったこの曲を。佐藤勝利さんで好きだよ」
と、好きだよが始まる。好きだよに関しては、以前アホみたいなブログを書いたが、今回は、スタンダードな「好きだよ☆」だったので、あ~かわいいなあ♡♡♡であふれる好きだよであった。また、オーラスでサビの振りを間違えてしまった勝利くんはいとらうたしであり、最高に幸せなひと時を送れる時間がこの好きだよであった。ちなみに、勝利 Summer Bandが好きだよの後奏で出てくるのだが、タータラッタッタッターラーイ♪と手の振りをしながら出てくるのがとてもかわいく、個人的にツボであった。小川くんがかわいすぎた。
この流れの次に来るのが今回のコンサートで一番盛り上がったであろう私のオキテである。前奏がかかった瞬間に、TDCホールはClub CANへと変貌していた。チキンバスケッツNo.1のダニーちゃんソロコンのために、私たちはClub CANに足を運んでいたのである。実はバックでサラも踊っているのがポイントである。ダニーちゃんソロコンでは女装姿ではなく制服姿でパフォーマンスしてくれたのがまた素晴らしかった。かっちり制服を着こなす着崩さないダニーちゃんは最高であった。この、私のオキテ、オーラスでふと気づいたのだが、キンプリはかなり自由に動き回っていたようで、そのわちゃわちゃを見逃したのが少し残念だった。ダニーちゃんに夢中になりすぎていた。
そしてそのままラストスパートへ。Hachidoriは同じ制服でのパフォーマンスで、あの鮮やかなお衣裳を拝見することはできなかったが、スクリーンに色とりどりのハチドリが映し出され、私のオキテとはまた少し異なったかわいらしさで溢れていた。

生きてよは前奏の間に、金色のお衣裳に着替えた勝利くんが光をまとって登場する。しっとり歌い上げる勝利くんに心を奪われながら、私はもうこの世に思い残すことはないと、死を受け入れているにも関わらず、勝利くんは私たちに向けて『生きてよ』と歌い上げる。何という矛盾。勝利くんはとても意地悪である。間奏から勝利くんは階段を昇り、2番からは階上から歌い上げるのだが、その勝利くんはKingでもPrinceでもなく、限りなく神様に近い存在でとても尊い存在であった。天上から生きてよとメッセージを伝える勝利くんはまだ18歳。こんな少年に澄んだ目でそう訴えかけられたら生きるしかない。会場内は幸せで溢れていた。

辛いという意味と等しい言葉は幸せさ

勝利くんは矛盾を歌い上げる。これだけ幸せであふれて入れば、この後待っているのは底知れない辛さなのでは…でもきっと勝利くんが歌いたかったのはそういうことではないはずだ。『ファンが幸せな分自分が辛い』『幸せばかりが続くわけがない』そんなことが言いたかったのではないはずなのである。ただ純粋に『辛いことがあっても必ず幸せが待ってるよ』、これが伝えたかったのだろう。そんな眼差しで語りかけるように歌ってくれた。

I love you いつもありがとう 勝利より

この言葉がすべてなのである。
勝利くんは歌いきると、「周りの人を一人でも多く愛してほしい、そうすれば愛の輪が広がってもっともっと幸せな世界が広がるはずです。みんなで一緒に幸せな世界を作っていきましょう。」という言葉を残し、階段から飛び降り消え去る。憎い演出である。こんなに素晴らしい愛のあるコンサートを魅せられたら、誰だって感謝の念を持って人と接しようとするであろう。勝利くんは美しく尊い存在であった。


アンコールの2曲が終わり、キンプリ6人と手を繋ぎ、お辞儀をしてバイバイとはけていく勝利くんはあどけない少年そのものであった。愛してるよととびっきりのファンサービスを残してステージを去っていく。とても暖かい気持ちでその姿を見届けた。

ダブルアンコがあったのは初日とオーラスのみ。初日は勝利くんだけが登場して、「Sexy Zoneの曲もたくさん歌ったし、ソロの曲も全部歌ったし、先輩の歌も歌ったし…もう歌う歌はないよ!」といたずらっ子のような笑顔を見せ、「今日は来てくれてありがとう」とはけて行った。オーラスではスキすぎてとぶつかっちゃうよを披露した後、もう一度キンプリと手を繋いでお辞儀。かわいいが溢れたオーラスのダブルアンコであった。



オーラスでは健人くんが見学に来ていた。たまたま私は、健人くんが会場に入ってくるところを見ていたのでMCで紹介されるまでの健人くんのリアクションも確認しながら楽しむことができた。




MC明けは他の方がレポしてくださっているので割愛。





こうして勝利くんのソロコンサートが幕を閉じた。少年であり、大人である、その境界線の年齢である勝利くんの等身大を観ることができたコンサートであった。オーラスから3日経った今でもなんだかぼんやりしている。あの4日間はTDCホールという名の天界にいたのではないかと。とても貴重な経験をさせてくれた勝利くんに感謝をしている。

セクゾ担としては思うところのある今回の夏現場であることは私も痛感している。しかし今回は、私用ではあるが、私の一年越しの願いであった『勝利くんのソロコンに行きたい』という想いが叶ったことに満足している。この夏の個人の経験から生まれた5人の活躍を、今は早く見たい。



さて、もうまもなく集計に入る予定なのですが、以下のアンケートを実施中です。docs.google.com
正直、今回のコンサートを観ることで、年齢なんか関係ないか…と思ってしまってはいますが、ぜひご回答いただきたく思います。結果はまたこちらのブログで発表いたします。










さて、ここからは個人の戒めコーナーなのでパスしていただいて構いません(苦笑)
今回、勝利 Summer Concertに使った遠征代(交通費、宿泊費、チケット代、グッズ代、食事代☆)を残しておく。157071円也。主な要因は、お盆という割高な交通費と宿泊費ということで。あまり多くは語らないでおこう。きっとここまで本気になれるのは最初で最後であろう。しばらくは大人しくしていようと思う。

*1:突然勝利くんが如恵留くんみたいなバク宙を披露してきても困る。観たいのは山々だが。

*2:イフワナで踊って見せなきゃいけないときにファンに手を振っちゃった松島聡

*3:セクシーサマーで急にすごい動きをする菊池風磨

*4:コンサートで曲の途中、客席から何かを吸い取るマリウス葉

*5:もしも中島健人がハンバーガーショップに行ったら

*6:岸くん『ハアアアアアアアアアアアアアア…キシスペクトパトローナム!!!!』