【アンケート結果】ジャニオタが持つ担当の年齢に対する意識【ジャニオタ夏の自由研究】
アツい夏が終わった。私のアツすぎる夏は、玉森担いとことのキスマイ初日公演で幕を閉じた。しかし、アツすぎるみなさんからの回答を集計する作業が私にはまだ残っていた。今回は、先月実施したアンケート調査の結果と、そこからの考察を行っていこうと思う。
実施したアンケートはこちら
ジャニオタが持つ担当の年齢に対する意識調査
・グーグルフォームにて作成
・実施期間2015.8.6.2:01~2015.8.18.23:59
・当ブログ、また当方Twitterアカウントを中心に回答を募集
・回答数127、うち有効回答数126*1
ご協力いただいた100名以上もの皆様、ありがとうございました。感謝しております。
アンケート実施の経緯は以前のブログにも書いたが、自身よりも年下の担当を応援するタイミングは、一体いつごろであるのかが気になったことが発端であった。
私自身は現在Sexy Zoneの佐藤勝利くんを応援しているのだが、それ以前は関ジャニ∞の横山裕さんを応援していた。横山さんと干支が一回り以上も違い、また私よりも年下である勝利くんに担当が変わることは非常に戸惑った。また、現在中高生を相手に仕事をしており、将来的にもそれを続けていきたいため、当時高校生の勝利くんに黄色い声を上げることに、言い表せない複雑な気持ちを持っていた。
昔から年上好きであるため、この心変わりには心底驚いたが、これはおそらく、私がある程度大人になり、年下というフレッシュさや無邪気さへの魅力を感じられるようになったからではないかと考えている。
ばっちり年上に魅了されてきた10代と、20歳を過ぎたあたりから生まれ始め、昨年爆発した年下を愛しいと思う感情。私は年下へ向かうタイミングは20歳を過ぎてからであると考えている。実際Jr.担にはお姉さまが多いように感じている。では、それらの年下アイドルへベクトルを向ける方々は、一体どのような感情の中で担当を続けているのだろうか?
前置きが長くなった。それでは集計の結果をまとめていく。
【1】あなたの年齢を教えてください。
【2】担当の年齢を教えてください。
【3】あなたがタレントを担当として応援し始めた時期はいつですか。
【2】の結果は、20代が多くなっている。次いで30代が多いのは、私が関ジャニ∞用のアカウントでも拡散を求めたため、フォローしてくださっているeighterさんが多く回答してくださった結果であろう。しかし、最年少の大倉くんが30歳になった今、エイトには20代はいない。他グループ担、もしくはJr.担の方が多く回答してくださったことがうかがえた。
【4】:あなたはタレントを担当として応援するとき、自身とタレントの年齢差を気にしますか。
これは私の考えに反して、気にしないと答えた方が多かったことに非常に驚いた。しかし、気にしないに次いで、どちらかといえば気にするがきていることから、それぞれ考え方に差異が出ていることが読み取れた。
またこの質問では、担当との年齢差が、担当の方が年上なのか、担当の方が年下なのかを考慮できていないので、この点を分けるとまた違ったデータが得られたであろう。
ちなみに、気にする・どちらかといえば気にする/どちらかといえば気にしない・気にしない/その他の分け方をした結果が以下の通りである。また、【8】:あなたと担当の年齢差についてお教えください。の結果と合わせた考察も行ったため、別途表を載せておく。
【5】:【4】の質問で『気にする』『どちらかといえば気にする』と回答された方に質問です。差支えございませんでしたら、その理由をお教えください。
【6】:【4】の質問で『どちらかといえば気にしない』『気にしない』と回答された方に質問です。差支えございませんでしたら、その理由をお教えください。
【7】:【4】の質問で『その他』と回答された方に質問です。差支えございませんでしたら、その理由をお教えください。
【5】~【7】の質問ではそれらの考えについて自由回答をいただいた。回答の全てを紹介したいところだが、ここでは個人的に気になったものを挙げていく*2。
気にする・どちらかといえば気にする派
《担当が年下だと気にする》
好きなものは好きなので、いつも全力で応援しているけど、周りの人には、年齢差を計算されるときまずいので、公表はしていない。
こんな子どもが好きなの?ショタコン?って思われそうで、この子を応援してるって他人に言いにくい。年下を担当にすると応援のスタンスをどうすればいいのかわからない。
自身では気にしていないが、他人の目を気にするという意見が目立った。私自身もこれは経験があり、実は今でも親には勝利くんが好きだとはカミングアウトできていない。
また、私と同じく、子どもと関わる仕事をしているために、年下だと年齢を気にするという意見もあった。どれほど同じような境遇の方がいらっしゃるのかは未知数であるが、ジャニオタだとは公言できても、職業や環境的に担当を他人に伝えることができない方もいらっしゃるだろう。
相手は当時中学生だったので、中学生の担当はまずいだろうと最初は気にした。
年下の男の子にキャー!っていう勇気がない。弟がいるので、そんな感覚で見てるのかも。
やはり年下だとどこか応援しづらいというか、手を出してはいけない領域に感じる。誕生日とか祝う時に実感させられて辛くなる。
応援し始めた当初の担当の年齢が何か引っかかるという意見も見受けられた。さらに年下の兄弟(主に弟)がいると、比較ではないが、年齢を意識してしまうという意見もあった。
あまり下の子だとファンの世代も若くなるので応援しづらい。
また一定数あったのが、ファンの世代が比例するという考え方であった。これは担当が年上の場合にも感じている人が多く、会場での居心地などが、意識にのぼるという指摘が見られた。
その他、少数派ではあるが、年上の自分に応援されている担当がかわいそうといった意見も見られ、新たな観点に少し驚いた。
《担当が年上だと気にする》
本人たちが自身を『おじさん』と呼び、「若い子はわかんないかなぁ」という発言をすることが多いから。こういう発言を聞くとどうしてもっと早く生まれなかったんだろうと思うことがある。
時々ジェネレーションギャップのようなものを感じるし、担当が○歳の頃私は○歳かあ〜と考えることが多々あるから。
担当が知っている時代を自身が知らないと、悔しくなるといった意見や、ジェネレーションギャップを感じるという意見が多かった。ジェネレーションギャップに関しては、担当が年下でも十分感じられるだろうが、年上の際に特にこのギャップを感じているという印象を受けた。
自担の所属しているグループのファンが社会人の方や大学生の方が多く、高校生の私が珍しがれらることがある。
現場には年上のファンの方ばかりで目立つため。またタレント自身も「最近10代のファンが増えて嬉しい」といった発言をするため、気にしたくはないがついつい意識してしまう。
これが先ほど挙げた、グループのファン層への意識の逆パターン一例である。この感情はジェネレーションギャップよりも、多く持たれているようである。
自分と同世代の男子にはない年の功というか、人生の先輩として積み重ねた経験や知識に惹かれるので。
このような意見もあった。とても興味深い観点である。
《その他》
応援するときに、自分はそのアイドルより年上か年下かは眺め方も変わるので大事なポイントである。
年齢差は自担への気持ちを作る一つの要素になっていると感じているので、そういう意味で気にしている。
あまりにも年上、年下を担当にするのは少し抵抗があるから。現在の担当は同い年だが、年が同じだから親近感がわいて担当にしようというのが少なからずあった。
年上か年下かによって、応援のスタンスが変わるというのも非常に興味深い意見であった。また、担当と同い年である方からの貴重な意見をいただくことができた。ただただうらやましい限りであるが、同い年だからこそ得られる親近感というのは共感できる気がする。
以上が気にする・どちらかといえば気にする派の意見である。
どちらかといえば気にしない・気にしない派
《担当が年下でも気にしない》
かっこいいとかわいいは正義。
額縁に入れて飾っておきたい名言。確かに言われてみればそれがすべてである。
歳を重ねても年齢を気にしていたら、応援できる人が少なくなっていく。キラキラした若い子がかわいい。
年下の男の子かわいい♡みたいな認識で応援しているのであまり気にしたことはない。
長年応援した上で、別のタレントへ担降りなどをした場合、自身も歳を重ねているため、高確率で年下を応援することになる。前者は気づかされるような鋭い意見である。一方、アイドルとは本来若くてキラキラした存在である。アイドルの高齢化が進む中、若くてキラキラした存在を求め続けると、年齢はある意味では重要性を帯びるが、年齢差としては考えが薄くなるという意見である。
私は子どもで相手は大人のアイドルという前提でファンになっているから。
響きがすごく妖しい。この割り切り方はアイドルとファンの間だからこそ成り立つ方程式である。しかし、この割り切った関係こそが本来のアイドルとファンを表すものでもあるのだろう。
《担当が年上でも気にしない》
アイドルだから。
自分好きで応援したいと思った人がたまたま年上だったから。
恋と言うよりお兄ちゃんみたいな感覚だから。
年齢は気にしないという意見では、恋愛感情はないからという意見が多く見受けられた。年齢を気にするという方が、必ずしもタレントを恋愛対象として見ているとは言い難いが、年齢を気にしないとする方の多くは、タレントをアイドルとして自身との距離を置いているように感じた。アイドルだから、という言葉にすべてが詰まっている。
周りの30代とかけ離れた若さを持っているから。
この意見も複数回答あった。周りを見渡せば、タレントと同じ年齢の人はいるが、やはり、アイドルは年相応ではない若さを持っている。見た目年齢で考えると、実年齢は関係ないのである。
《その他》
別に年齢差があろうと好きなことに変わりはないし、特に担当が10歳上、10歳下とかでも何も不都合なことはないように思う。
好きになるのに理由はないから。
その年齢の彼を好きになったのだから仕方ない。
集計をしながら、エイトの『イッツマイソウル』を聞けと言われているかのような錯覚に陥った。惚れたが負けだなんて妙に納得の文句ガッタイッツマイソウル。
恋愛ではなく一方的に応援するので、あまり気にしなくていいように思っている。
画面の向こうにいる人だから。
アイドルは夢を見させてくれるものなので。
アイドルというものは憧れの存在であって然るべきで、手に届かない対象だから年齢は離れていれば離れているほどいいと思う。
先にも出ていたが、アイドルという存在であるがゆえに、気にしないという意見である。特に4つ目の手に届かない対象だから、年齢は離れていれば離れているほどいいと思うという考えは、なかなかの衝撃であった。新しい観点を教えていただいた。
自担と同い年だから考えたことがなかったという意見もあったのだが、もしかすると自担と同年代という人にとって今回の質問は、自担が変わり、新しく担当するタレントに年齢差があらわれたときに、初めて直面する考慮のポイントであるのかもしれない。
あわせて載せた表は、横列(%)/全体(%)で合計が100になるように作成しているので、見にくいが参考にしていただければと思う。円グラフからは読み取れないが、この表から推測すると、『年齢差を気にしない』群は割合からみると、現在の自担が自身より年上である方々が多く回答している。自担の方が年上であれば、あまり年齢については考えていないことがわかる。
また、表の結果には顕著には出ていないが、自担の方が年下の方々は、ほぼ同率ながらも若干『年齢差を気にしている』割合が高いという結果が得られた。
以上が担当との年齢差を気にするかどうかの意見の抜粋であった。
【8】:あなたと担当の年齢差についてお教えください。
【9】:【8】で『担当の方が年下』と回答された方に質問です。貴方と担当の年齢の差異についてお教えください。
【10】:【8】で『担当の方が年下』と回答された方に質問です。差支えなければ担当をお教えください。
ここからは、未成年のタレントを応援している方々への調査を目的とした質問を行った。回答を募集してから、【10】の質問は全員に回答してもらえばよかったと、質問方法に不備を感じたが、多くの方が答えてくださった。
【10】は、阿部顕嵐くん、伊野尾慧くん、神山智洋くん、菊池風磨くん、小瀧望くん、作間龍斗くん、佐藤勝利くん、髙橋海人くん、手越祐也さん、中島健人くん、中島裕翔くん、永瀬廉くん、錦戸亮さん、西畑大吾くん、萩谷慧悟くん、橋本良亮くん、平野紫耀くん、福本大晴くん、藤井流星くん、藤ヶ谷太輔さん、松倉海斗くん、松島聡くん、マリウス葉くん、森田美勇人くん、森本慎太郎くん、山田涼介くん、吉澤閑也くん(50音順)の担当の皆様、ご回答ありがとうございました。
【8】については後に言及していく。【9】については考えていたものがあったのだが、今回考察にうまく取り込むことができなかった。回答にお手間をいただいたのに大変申し訳ないです。ご了承ください。
【11】:Jr.・セクゾに担当がいる方、またジャニスト小瀧担の方に質問です。担当に該当する項目をお選びください。
未成年のタレントを応援している方への質問の誘導のために上記のような質問を行った。セクゾは勝利くん、聡くん、マリウスくんの担当の方だけに伺ってもよかったのだが、Jr.と仕事をする機会が多いグループであるため、便宜上、健人くん、風磨くんを含めたグループ単位の聞き方をした。結果、小瀧くん担の方が浮いたような聞き方になってしまっているが、深い意味は特にない。
また、95年生まれのタレントに関して、アンケートを取ろうと思った時期、アンケート回答募集期間、アンケート集計からブログアップまでの期間に20歳を迎える(もしくは迎える可能性のある)方々がいたため、集計に差異が出ないよう、1995年4月2日~1995年12月31日生まれのタレントに関しては『高校卒業~20歳未満』を選択してもらうよう但し書きを添えた*3。
【12】:【11】で『小学生』『中学生』『高校生(もしくはそれに準ずる年齢)』『高校卒業~20歳未満』と回答された方に質問です。担当に早く成人してほしいと思いますか。
私は担当には早く成人してもらいたいと考えているので、この結果には非常に驚いた。半々ぐらいにわかれるであろうと予測していたが、成人してほしくないと考える方が半数、成人してほしいという回答は20%以下にとどまった(下の円グラフ参照)。
それでは一体どのような理由で、そのように考えているのだろうか。【12】を回答いただいた方に、任意で理由を伺った。
【13】:【12】の質問で『早く成人してほしい』『どちらかといえば成人してほしい』と回答された方に質問です。差支えございませんでしたら、その理由をお教えください。
【14】:【12】の質問で『どちらかといえば成人してほしくない』『成人してほしくない』と回答された方に質問です。差支えございませんでしたら、その理由をお教えください。
【15】:【12】の質問で『20時の壁は越えてほしい』『その他』と回答された方に質問です。差支えございませんでしたら、その理由をお教えください。
早く成人してほしい・どちらかといえば成人してほしい派
未成年飲酒、喫煙等で担当がいなくなる恐れを持ちながら応援することが怖いから。せめて成人はしていて欲しい。
飲酒などのスキャンダルの可能性が減るから。
成人してほしいという理由を回答をしていただいた方の全員が、この指摘をしていた。私も、まさにこれが成人してほしい理由である。人気絶頂のタレントがある日突然、このきらびやかな世界からいなくなる絶望を味わったことがあるだろうか。幸いにも…といえば非常に失礼であるが、私はまだこの件については経験したことはない。しかし、過去にこの一件で親しい友人を失ったことがあった。タレントが頑張っているから自分も頑張れると、タレントを自身のモチベーションの拠り所にすることも多くあるかと思うが、いつもテレビで大騒ぎしていたり、雑誌からキラキラを振りまいてくれていたタレントが姿を消すことは、そのタレントが退所することとはまた違った辛さがある。タレントもファンも願っていない出来事であるからだ。この事例を過去に数回見てきていることから、私はせめて担当は成人していてほしいと考える。この回答をいただいた方も、もしかすると過去にこの経験をされているのかもしれない。
どちらかといえば成人してほしくない・成人してほしくない派
かわいい男の子が大人の男性になってしまうのが怖い。
20歳を過ぎたら何をするか心配だから。
成人してもかわいらしさはあるだろうが、未成年特有のかわいらしさもある。前者はこのかわいさがなくなることを危惧する発言である。
後者は先に述べた成人してほしいの意見とはまた違った観点からの切込みである。成人してしまえば羽目をはずすかもしれない、という意見である。飲酒や喫煙というよりも、恋愛面のスキャンダルなどがこれに当たるのかもしれない。
発展途上の10代を応援するのが楽しいから。
どんなに大人ぶってても法的にはまだ子ども。これ以上の萌えは見当たらない。
10代後半から20代前半ならではの、フレッシュさとモヤモヤを感じたいから。この時の甘酸っぱさが最高。
『未成年』という10代の特別感に対する意見が多く寄せられた。笑顔がかわいいタレントが、急に大人っぽいしぐさをして見せたり、私服の系統が少し変わったり。そういったタレントの大人へ憧れ、ちょっとした背伸びを感じたときに、まだまだ子どもなのにと親目線で愛でてしまうアレである。
ジャニーズは17歳が一番カッコイイ説を推しているため。外見的にも劇的に大人になってきて顔もカッコよくなるし、内面的にも大人の顔と子どものヤンチャで純粋な顔を持つ絶妙なバランスがすばらしい。20歳を超えるとやはり色々なしがらみが出てきて、自由にできなかったり顔の成長も止まってむしろ衰退していくので。
このような意見も寄せられた。成人して社会に出ると知りたくなかった嫌な一面を見ることはよくある。芸能人である故、私たちが知りえないまた異なった過酷さもあるだろうが、そういった面からもまだ離れた位置にいるであろう、守られた存在である未成年のタレントたちは、ピュアであり、ある意味で世間知らずである。しかし、そういった10代の良さは確かに納得できる点である。
20時の壁は越えてほしい・その他派
ハタチを迎えるのも時間が流れれば当然のことなので「してほしい・ほしくない」では表現できない。健やかに大人になってほしい。ハタチになったら感慨深くはなりそう。
単純に年をとればいいというものではない。成人するまでにどれだけ経験を積むことができるかが勝負だと思う。
その他の回答として多く寄せられたのが、成人してほしい、してほしくないの尺度でははかり得ないという意見であった。成長の過程に重きを置くと、その判断ができないことは事実である。時間の流れとともにタレントがどのように変わっていくのかを見守りたいという回答であった。一方で後者の意見は非常に鋭いものである。現状に身をゆだねるのではなく、仕事や生活、日々の体験によって未来が変わってくる。これはタレントたちだけでなく私たちにも同じく言えることである。日々に満足せず、スキルアップを試みてほしいというメッセージであった。
高校卒業から成人前っていうのは一番グレーな時期。そのグレーの狭間でどうもがいていくかを見たい。特に、他のメンバーが成人している中、一人だけ未成年のメンバーを見ていると、早く大人になりたいという気持ちが強いのではないかと感じられる。頑張って大人になろうとしている姿を見届けていきたい。
タレント個人ではなく、タレントが所属するグループ、ユニットに焦点が当てられた意見。先にあげた成長を見守りたいというものと似ているが、周りに感化されてどのように大人になっていくのかという、そのもがき方が見られるのは未成年タレントの特権である。このような観点で考えたことがなかったので非常に参考になった。
担当と同い年だからこそ一緒に歳をとるという感覚を得ることができる。置かれた立場は違えど、年齢が一緒であるから基本的にしていることは一緒だし、制限されることなどもない。それを感じることができたとき、タレントを身近に感じられる。越えてほしいともほしくないとも思わない。
最後に、担当のタレントと同い年の方からの意見である。うらやましくて仕方がないが、一緒に歳を重ねていく幸福感は容易に想像でき、年齢を越えてほしいとも欲しくないとも思わないというこの感覚は共感できる。
以上が、担当に成人してほしいかどうかの回答であった。全ての方の回答を紹介できず、心苦しいところであるがご了承願いたい。こうして見てみると、法律的な問題さえクリアすれば、未成年の良さや、成長の過程を見守ることの楽しさが、溢れまくっているように感じる。私自身が未成年のスキャンダルにトラウマを持っているため、ここは譲れなかった点であるが、今回いただいた回答を読み進めるにつれ、未成年という10代の貴重さを改めて感じた。そしてそれと同時にこの沼の深さを悟った。
アンケートの質問としては以上です。アンケートにご協力いただいた126名の皆様、本当にありがとうございました。しがないジャニオタの興味から生まれたお遊びに、ご協力いただき感謝をしています。
結果に納得のいかない方も、「え?私の考えは少数派なの?」と思われた方もいらっしゃるかとは思います。今回の結果をジャニオタのスタンダードとは思わないでください、あくまでも回答してくださった126名の皆様から算出した結果です。気楽に受け止めていただければと思います。
また、アンケートを受け付ける際に、結果と考察に回答を使用する旨は記載しておりましたが、個人の特定に繋がるなど、プライバシーに関わる点で掲載を控えてほしい等、不備がございましたら当方Twitterアカウントまでご連絡ください。
つたない文章をここまでお読みいただいた皆様もありがとうございました。
《おまけ》
ここからは、個人的な自由(すぎる)研究であるので、興味がある方だけ読み進めていただければと思う。
冒頭で述べたように、年下の魅力に気付き出すのは、同世代の男女が精神的な面で同じ水準に到達するであろう20歳を過ぎてからだと、私は考えている。これはもちろん私の勝手な憶測である*4。中学生までは同級生の男の子の行動は、どうも幼稚に感じたが、高校生になった頃になんとなくやっと追いついてきたかなあ…というように記憶している。高校生の時に同性(女性)の友人が、同級生と付き合うことや先輩と付き合うことがあっても、後輩と付き合うパターンは私の周りではなかった。私自身、高校生の頃は年下の男の子は幼稚に感じていたし、友人も、同じようなことを言っていた。論旨としてはあまりにも稚拙なのだが、この点を踏まえた上で、回答していただいたデータをもとに算出した結果が以下の通りである。
一つ目の表は、担当が年下であると回答いただいた方の年齢ごとの分布図である。20代が突出しているが、これは回答いただいた方がそもそも20代の方が多かったことに起因する。
二つ目の表は、現在の担当を応援しだした当時の回答者の年齢と、担当との年齢差についてのものである。見にくい表し方をしているが、横列(%)/全体(人)で一つのセルに載せている。単位が異なっていることをご了承願いたい。ここでは興味深いデータが得られた。細かく分かれているが、10代では担当の方が年上という方々が圧倒的多数を占める中、初めて年上年下が逆転するのが20代という結果があらわれた。
20代になって初めて、同世代もしくは年下のタレントへとベクトルが向かう。この考えはあながち間違いではなさそうである。もちろん、このアンケートへ回答をいただいた方々から判断しているため、必ずしもそうとは言えないが、上記の二つのデータによる結果は、一つの観点として、20代をターニングポイントとして見ることができると考える。
以上が私のやりたかった自由研究である。
回答を集計しながら、多くの意見、観点を得ることができ、非常に勉強になりました。回答いただいたみなさんに感謝しております。ありがとうございます。
夏の自由研究と言いながらも秋めいてきており、冒頭の書き出しのキスマイコンの後、すでに2現場に足を運んでいるのだから、自身のジャニオタ具合に笑っている。表計算中のデータが一式飛ぶという絶望も経験しながら書き上げたので、しばらくは計算系の考察は距離を置きたい。しかし、機会があれば、またこのような考察も行いたいので、そのときはぜひご協力お願いいたします。
勝利 Summer Concert (2015/8/11~8/14)
昨年、私は勝利くんのソロコンサートに行くことができなかった。物理的には十分行けた。だが、学生の私が翌年以降も学生を続けるためには、遠征をしている心の余裕がなかった。
しかし、行きたかった。勝利くん初のソロコンである。私はその時、まだ勝利くんにお目にかかったことはなかった。あんな端正なお顔の少年がこの世界にいるなんて。しかも私の大好きなジャニーズにいたなんて。行きたくて行きたくてしょうがなくて、でも、きっと来年も勝利くんはソロコンをやってくれるよと、そう信じて、あの時は足を運ばなかった。私の中で2014年の7月29日と8月11日は存在しなかったことになっている。
そうしているうちにやってきた2015年6月1日。私の願いが通じたメール伝言板が私のケータイにも届いた。
「Summer Paradise in TDC」公演決定
この文字と日程に私は歓喜した。行ける。今回は行ける。勝利くんのソロコンに行きたいという一年越しの願いが叶った瞬間だった(まだ申込みすらしていないのに)。
結局無事に2公演は行けることとなり、TDCホールという夏に向けて、プライベートを頑張ろうとしていた矢先の7月3日のことであった。勝利くんの『薔薇色の日々』vol.34が更新されたのである。読み終えた私は謎の使命に駆られていた。
勝利くんがそう言うなら、私はTDCに通わなきゃ!!!!
たまに出る私の自意識過剰の悪い癖があらわれたのである。夏全ては無理でも、勝利くんのソロコンは通わなきゃ。去年の分も楽しまなきゃ。その日、私は三泊分のホテルの予約をし、チケットを探し始めた。
前置きが長くなった。全6公演。勝利くんの『勝利 Summer Concert』の記録を残しておく。
〈セトリ〉
Black/White
BAD BOYS
With you(初日のみ)→完全マイウェイ
会場あおり
Ghost ~君は幻~
手紙の演出
A MY GIRL FRIEND
シーサイド・ラブ
Crazy Rainbow
BANG!BANG!バカンス
夏の王様
会場あおり
Everyday Love You(勝利くん作詞新曲)
サマーステーション(キンプリ)
SexyZoneメドレー
男 Never give up
King & Queen & Joker
Sexy Summerに雪が降る
バィバィDuバィ ~See you again~
Real Sexy!
Lady ダイヤモンド
Sexy Zone
君にHITOMEBORE
MC
Cha-Cha-Cha チャンピオン
勝つんだWIN!(キンプリ)
映像(JAM)
Johnny's Awesome Medley
FUNKY FLUSHIN'
SHAKE
One in a million
Ho!サマー(ローラースケート)
愛のかたまり
Anniversary(写真)
まだ見ぬ景色
キンプリラジオ(一発芸ムチャブリ)
好きだよ
私のオキテ
Hachidori
生きてよ
〈アンコール〉
おなじ空の下
Everyday Love You
挨拶
〈ダブルアンコール〉
(初日)
挨拶(勝利くんのみ)
(オーラス)
スキすぎて
ぶつかっちゃうよ
挨拶(勝利くん&キンプリ)
今回のコンサートでは、公演ごとに変更が施されていて、毎回終わった後に打ち合わせが重ねられているんだなあと感心した公演であった。おそらく、初日のオープニングは、エンディングの生きてよで勝利くんが昇って行く階段の幕の中から登場したように思うが、片方の幕は開いてもう片方は開いていないという曖昧なことになったため、なくなったのではないかと憶測している。でもそう考えると、最初の演出も非常に憎い。階段の幕の中から登場し、階段の一番上から飛び降りていなくなる勝利くん。最高である。
初日のキンプリラジオでは、岸くんに、伝説の野菜泥棒のモノマネでイジッてもらっていたが、勝利くんがあの野菜泥棒少年(勝利くんが野菜泥棒をしたわけではない)と同一人物だとは思えないような堂々とした佇まいで会場を魅了する姿に、息をのんだ。オープニングのBlack/Whiteや、まだ見ぬ景色はいわゆる帝王感が溢れ出ていたし、その一方で、新曲のEveryday Love Youや好きだよでは笑顔のはじけるかわいい勝利くんが会場を盛り上げていた。かと思えば、A MY GIRL FRIENDや生きてよは切ない表情を浮かべながら、でも幸せを感じさせるはかなさとともにしっとりと歌い上げる。
勝利くんの表情は曲や演出によってくるくる変わる。きっといろいろ考えて試行錯誤の上での魅せ方であるだろうに、それを飄々と自然とやってのけている『風』を装う勝利くんは、勝利くんだなあとしみじみとした。
そんな演出で一番好きだったのがやはり、手紙からのA MY GIRL FRIENDである。Ghostで散々こちらに鳥肌を立たせておいて、いつもファンレターをありがとうと優しく微笑む勝利くん。紫耀くん、廉くんと手紙のリレーがあり、海人くんが手紙の封を開ける。
友達が好きみたいって
伝えて走り去るなんて
僕の気持ちが分からないんだね。
いつか言うときが来るのかな
その前に手紙で伝えます。
大好きです。
「ラブレターじゃん!」ってツッコみながらも読み進める海人くん。
加賀美 暖より
A MY GIRL FRIENDへ
そしてA MY GIRL FRIENDのイントロが流れる。この一連の流れが好きで、初日はGhostから一度ひいていたはずの鳥肌が再び立った(ちなみに2日目以降はGhostからずっと鳥肌が立ちっぱなしであった)。勝利くんはセンターから夏らしいカラフルな衣装で登場する。次の曲が夏メドレーであることの兼ね合いもあるのだろうが、この、壮大なバラードをポップなお衣裳で歌いきる勝利くんが本当に尊くて、ペンライトを振るのも忘れて聞き入っていた。
私自身もとからこの曲が好きなのだが、会場で聞くのが初めてであったため、非常に感激した。ずっとこの曲を勝利くんに歌ってもらいたかったので、大満足であった。
この、GhostからA MY GIRL FRIENDへの流れであるが、13日1部の公演のMCにて、勝利くんが言及してくれた。
そういえば、今日の一部で勝利くんが『ゴーストのときは映像で廃校になった学校のイメージを映してて、そのあとの手紙の前は下駄箱を映してもらってるんだ。ちゃんとストーリーがあってね♪』って言ってて、初めて映像も観てみたらそうだった(*゚ロ゚)!!マンション立ってるから見にくいの残念…
— めいりん (@szrose_mei) 2015, 8月 13
Ghostなんてフォーメーション含めダンスに夢中だし、基本的に勝利くんしか観ていなかったため、2部公演では映像にも注目してみた。勝利くんの言うよう、Ghostでは廃校舎の音楽室のような、五線譜の書かれた壊れかけた黒板のある部屋が映像から確認できた。曲終わりから下駄箱の映像に切り替わる。その映像を勝利くんが叩き割ると、手紙が落ちてくるのである。
届きそうで届かないあの子への勇気の一歩を、暖くんは踏み出したんだなあ…と勝手に解釈している。
ただ、ツイートでも書いたが、メインのスクリーンの前にはマンションがあるため、映像が見にくかったのが残念であった。きっと勝利くんが言及していないポイントもあったんだろうなと思うと惜しい。
バックのキンプリはとてもいい味を出していた。私は今回のソロコンで、岸くんはセクパワ大阪公演ぶり二度目の対面であったのだが、岸くんってなんてみんなから愛されている子なんだと感激した。私の中で、岸くんと言えば『近キョリ恋愛』や『お兄ちゃんガチャ』といった俳優岸くんで、それ以外といえば、昨年物議をかもした勝利くんの「理解できない。岸くんとこに行けば?」が衝撃的であったというところである。自由にしゃべっている岸くんをほぼ初めて観たのだが、紫耀くんに続く天然を炸裂させていて、毎MCを楽しませてもらった。
KQJでは、紫耀くんがKing、岸くんがJokerを担当するところを、勝利くんがQueenではなくVictoryと言ったことに続き、岸くんがドヤ顔で「Prince」なんて言うものだから、もう笑いが止まらなかった。最後のフレーズに関しては「Kishi(ドヤ)」と決め込んでいて、初日のMCで紫耀くんに「岸ってもう英語ちゃうやん!」ってツッコまれたのに対し、「岸は英語でも岸だよ!Mr.Kishiって言うじゃん!」って抱腹絶倒の切り返しをしていたのがたまらなかった。なにより勝利くんの行き過ぎた愛情が溢れ出ていて、ああこれが『優勝』というやつかと学ぶことができた。
岩橋くんはやっぱりかわいいなと惚れ惚れしたが、まだ見ぬ景色で勝利くんが前のめりになるのを6人で支えるパフォーマンスで、前のめりから戻ってきた勝利くんの背中をぽんっと叩いていたのにかわいい…となった。ここが今回のソロコンで私が岩橋くんに一番テンションが上がったポイントである。あざといかわいさではなく、おそらく無意識でぽんってしてるのが最高にかわいい。
あと岩橋くんのお家で出禁になった岸くんのお話がMC中にあったのだが、この話はもう少し詳しく聞きたかった。あの時の「岸くんは出入り禁止だから」の言い方がすごくツボであった。
紫耀くんは聞き間違いや言い間違いをMCで爆発させており、教え子にしたい欲を滲ませながらたくさん笑わせてもらった。何をどう聞き間違えたら「ピアノ」が「毛穴」に聞こえるのだろうか。MC中に本人も言っていたが、きっと口に出すのと頭の回転が上手く噛み合っていないのだろう。だけど紫耀くんに関しては、それが自身でわかっているだけで私は十分だと思う(甘い)。
あと、手紙の演出で「廉はどんな手紙が印象残ってる?」って廉くんに問いかけるところが、すごく優しいトーンで好きだった。
神宮寺くんは笑うと吹き出すのは癖なのだろうか?ぶって吹き出すその笑い方を私は3回は観た気がする。オーラスのMCで、岩橋くんが「昨日も公演終わってから岸くんとごはん行ったときにさー」という言葉につられるかのように吹き出した神宮寺くん。その瞬間、彼もその場にいたことを察したし、このあとに来る話は絶対おもしろいやつだと、勝手に神宮寺くんから判断していた。神宮寺バロメーターである。結果、猫娘事件は大爆笑だった。検索したら、赤からに『いも娘』というメニューがあるようなので、おそらく赤からで岸くんは爪痕を残したのであろう。
あと、ちょうど初日の公演後が神宮外苑花火大会が開催されていたという話題になったときに、紫耀くんが神宮という言葉に引っかかり「神宮…」と不思議そうに神宮寺くんを見ていた時に、「オレは、全く関係ありません」と神宮寺くんはクールに言い放っていたのだが、その後に「だったら、こいつ(神宮寺くん)御曹司じゃないか!」と紫耀くんがツッコまれた時には、満面の笑みだったのもセットで印象的だった。
神宮寺くんは途中からかすれ声になっていたのが気になっていたが、15日の者公演では喉に注射を打って出演したと伺った。ゆっくり休んで次の特別公演に臨んでほしい。
廉くんは私の中で勝手にツンデレイメージを担ってくれていたのだが、ツンデレではなく素直ないい子であるというイメージに回を追うごとに変わっていった。勝利くんに褒められると、「あんま褒めんといて!どうしたらいいかわからんようになるから!」と懇願するし、愛ある岸くんイジリが始まると、「あんま、岸くんイジるんかわいそうやで、このイジリはみんな岸くんのこと好きって証拠やな。」とフォローに回る。紫耀くんが意味不明なことを言いだしてみんなが「wwwww」となっている中、一人じっと黙っているなと思ったら「わかったわかったこういうことやな!」と紫耀くんの言葉を翻訳してくれる廉くん。しどろもどろ説明する紫耀くんの言葉を、一言ずつ聞き取って、なんとか意味をくみ取ってあげようとする優しさを感じた。その一方で、紫耀くんが発言するごとに「なんですか?」とツッコむ勝利くんに「勝利さん、紫耀にいちいちツッコんでたら持たんで」とバッサリいく。きっとこれは関西にいるときから培われた賜物であろうが、この廉紫耀の関係にはほっこりした。
廉くんのMC力はきっとまだまだ磨きがかかるのであろうが、すでに頭角をあらわしていて、安定感のあるものであった。廉くんが回すMCをまた聞きたい。なんだか今回のコンサートでフラグが立ってしまった気がする。
さて、海人くんだが、海人くんが身長171cmもあると聞いて私は非常にたまげた。6人及び7人並ぶと、意外と海人くん大きいなとは思っていたが、13日の2部のMCで廉くんが「海人は紫耀を抜かしそう」と振ったときに、紫耀くんが「今一緒やろ?170!」と返した時に、満面の笑みで海人くんが「171です~ぅ」とドヤドヤしていたのが最高にかわいかった。
あと、君のため僕がいるが初めて作詞した曲だと勝利くんが紹介した時に、「そうなの!?勝利さんが書いた曲を僕たち踊ってたの??君のため~♪って??」と興奮しながら驚いていたのがとても印象的であった。勝利くんには「起きてる~?」ってツッコまれていたが。
海人くんは廉紫耀と一緒にいるからという理由で関西弁を話してしまうらしいのだが、そのよくわからない理由を含め、海人くんだなあと感じた。海人くんが話し出すと周りが静かになるという話題もあったが、これはおそらく、海人くんの話すことをしっかり聞いてあげようというお兄ちゃん的な意識が自然と彼らの中に働いているのであろう。そして、彼の話す独特の間や、特徴的な声に癒されているのであろう。そんな環境にある、彼らがうらやましい。
実は、今回チケットを譲っていただいたり同行させていただいた方はみなさんキンプリ担であった。開演前、開演後にお話をする中で、キンプリの勢いを改めて感じ、またやはり気になる存在であるなと思った。勝利くんがメインバックを選んだということで、改めて勝利くんのセンスに脱帽した。生で観るのは城ホぶりの勝つんだWIN!はやはりかっこいいなと思ったし、Summer Paradiseでサマーステーションやっちゃう彼らにちょっとしたジョークも感じた(セトリを決めたのは大人だろうが)。
さて、話を勝利くんに戻そう。Johnny's Awesome MedleyがFUNKY FLUSHIN'から始まるのがとても意外で、ここにも勝利くんのこだわりを感じた。きっとたくさんの資料を観ながら、セトリを組み立てていったのだろう。勝利くんと素敵なミュージックで朝までディスコできるあの空間が大好きだった。FUNKY FLUSHIN'で最高に盛り上がってきた中でのSHAKEへの流れも最高であった。これも勝利くんが繋げたのであろうか。とても素敵な繋げ方であった。
そしてOne in a million。勝利くんが大好きな「山下くん!」の楽曲がセトリに組み込まれるのは予測できていたが、勝手にSUMMER NUDEだと思っていたので、ワンミリの前奏が流れたときにああ、こう来たか…と心を鷲づかみにされた。最近少クラでトラジャの兄組のパフォーマンスを観たところなので、アクロバティックな部分には物足りなさを感じたが*1、6人をバックに従えた勝利くんは美しく、輝いて見えた。
Ho!サマーのローラースケートは、私は子鹿感を感じなかったのだが、これはおそらく勝利くんお得意の子鹿に見せない『風』が原因であると思う。涼しげな顔で滑る勝利くんの運動神経の良さばかりが目に飛び込んだ。Kingの3人と輪になってぐるぐる回っているあのパフォーマンスがとてもかわいらしく、あどけなさが残る少年を感じられた。太陽のシャワーは自分たちに向けて降り注ぐのが本家の振付であるが、勝利くんは客席に向けて降らせてくれていた。滝翼たちもよくコンサートで客席に降らせているので、おお、よく観ているなと感激した。
この最高にハッピーな楽曲の次に勝利くんが選曲したのは愛のかたまりであった。勝利くんが歌う愛のかたまりは本当に愛がかたまっていて、毎公演幸せに包まれることができた。『子供みたいにあまえる顔も急に男らしくなる顔も』と勝利くんが歌うのはずるい。子どもみたいな顔をHo!サマーで魅せた後の愛のかたまりほど響くものはなかった。
そしてとどめにやってくるのがAnniversary。この楽曲では勝利くんの赤ちゃんの頃からの写真がスクリーンに映し出された。初日はスクリーンを観るのがもったいないお席だったので、2日目以降にお写真を拝見しながら歌声を聞いていたのだが、こんなかわいらしい無垢な少年時代を過ごした彼が、こうしてステージの上に立っているのかと考えるだけで涙がこぼれそうになった。入学式勝利くんのかわいらしいことよ。余談だが、初めて12歳のランドセル勝利くんのお写真を観たとき、私が小学5年生のときに好きだった男の子と似ているなとふと感じた。そして、私が勝利くんを好きだということに間違いはなかったと勝手に解釈し、感激した。
最後にやってくるのはまだ見ぬ景色から始まる勝利くんソロ曲メドレーであった。まだ見ぬ景色の前奏の演出が素晴らしすぎて、あの演出を考えたのも勝利くんであれば、勝利くんはなんて自分の魅せ方をよく知っている人なんだろうと、また称賛してしまうこととなる。全身にスモークを浴び、ライトが勝利くんのシルエットだけを映し出すその演出に、心を奪われた人は少なくなかろう。紫耀くんと海人くんが土台となり、その上に勝利くんが駆け上り左右に揺れるパフォーマンスでは、海人くんが土台という意外さが、パフォーマンスの魅力を引き出していた。また、先にも述べたが、勝利くんが前のめりになるのを6人で支えるパフォーマンスがまた素敵であった。勝利くんの足の間に顔を入れ、土台を作る岸くんのスマートさが際立っていたように思う。
帝王感が爆発したまだ見ぬ景色が終わると突如始まるキンプリラジオ。
勝利くんはその中のムチャブリで、初日は聡くん*2、2日目は風磨くん*3、3日目はマリウスくん*4、4日目は健人くん*5のモノマネをやりきった。4日間でメンバーのモノマネを全員やることに、メンバー愛を感じたし、モノマネのポイントを含め、ああ、勝利くんだなと感じた。岸くんのムチャブリもあり、会場が温まったところで、RN勝利ラブさんから届いた「勝利くんの制服姿がみたいです」というメール。魔法使い岸くんの制服召喚呪文*6によってあらわれた制服に着替える勝利くんに合わせて、海人くんが曲紹介。「それでは、リスナーからのリクエストの多かったこの曲を。佐藤勝利さんで好きだよ」
と、好きだよが始まる。好きだよに関しては、以前アホみたいなブログを書いたが、今回は、スタンダードな「好きだよ☆」だったので、あ~かわいいなあ♡♡♡であふれる好きだよであった。また、オーラスでサビの振りを間違えてしまった勝利くんはいとらうたしであり、最高に幸せなひと時を送れる時間がこの好きだよであった。ちなみに、勝利 Summer Bandが好きだよの後奏で出てくるのだが、タータラッタッタッターラーイ♪と手の振りをしながら出てくるのがとてもかわいく、個人的にツボであった。小川くんがかわいすぎた。
この流れの次に来るのが今回のコンサートで一番盛り上がったであろう私のオキテである。前奏がかかった瞬間に、TDCホールはClub CANへと変貌していた。チキンバスケッツNo.1のダニーちゃんソロコンのために、私たちはClub CANに足を運んでいたのである。実はバックでサラも踊っているのがポイントである。ダニーちゃんソロコンでは女装姿ではなく制服姿でパフォーマンスしてくれたのがまた素晴らしかった。かっちり制服を着こなす着崩さないダニーちゃんは最高であった。この、私のオキテ、オーラスでふと気づいたのだが、キンプリはかなり自由に動き回っていたようで、そのわちゃわちゃを見逃したのが少し残念だった。ダニーちゃんに夢中になりすぎていた。
そしてそのままラストスパートへ。Hachidoriは同じ制服でのパフォーマンスで、あの鮮やかなお衣裳を拝見することはできなかったが、スクリーンに色とりどりのハチドリが映し出され、私のオキテとはまた少し異なったかわいらしさで溢れていた。
生きてよは前奏の間に、金色のお衣裳に着替えた勝利くんが光をまとって登場する。しっとり歌い上げる勝利くんに心を奪われながら、私はもうこの世に思い残すことはないと、死を受け入れているにも関わらず、勝利くんは私たちに向けて『生きてよ』と歌い上げる。何という矛盾。勝利くんはとても意地悪である。間奏から勝利くんは階段を昇り、2番からは階上から歌い上げるのだが、その勝利くんはKingでもPrinceでもなく、限りなく神様に近い存在でとても尊い存在であった。天上から生きてよとメッセージを伝える勝利くんはまだ18歳。こんな少年に澄んだ目でそう訴えかけられたら生きるしかない。会場内は幸せで溢れていた。
辛いという意味と等しい言葉は幸せさ
勝利くんは矛盾を歌い上げる。これだけ幸せであふれて入れば、この後待っているのは底知れない辛さなのでは…でもきっと勝利くんが歌いたかったのはそういうことではないはずだ。『ファンが幸せな分自分が辛い』『幸せばかりが続くわけがない』そんなことが言いたかったのではないはずなのである。ただ純粋に『辛いことがあっても必ず幸せが待ってるよ』、これが伝えたかったのだろう。そんな眼差しで語りかけるように歌ってくれた。
I love you いつもありがとう 勝利より
この言葉がすべてなのである。
勝利くんは歌いきると、「周りの人を一人でも多く愛してほしい、そうすれば愛の輪が広がってもっともっと幸せな世界が広がるはずです。みんなで一緒に幸せな世界を作っていきましょう。」という言葉を残し、階段から飛び降り消え去る。憎い演出である。こんなに素晴らしい愛のあるコンサートを魅せられたら、誰だって感謝の念を持って人と接しようとするであろう。勝利くんは美しく尊い存在であった。
アンコールの2曲が終わり、キンプリ6人と手を繋ぎ、お辞儀をしてバイバイとはけていく勝利くんはあどけない少年そのものであった。愛してるよととびっきりのファンサービスを残してステージを去っていく。とても暖かい気持ちでその姿を見届けた。
ダブルアンコがあったのは初日とオーラスのみ。初日は勝利くんだけが登場して、「Sexy Zoneの曲もたくさん歌ったし、ソロの曲も全部歌ったし、先輩の歌も歌ったし…もう歌う歌はないよ!」といたずらっ子のような笑顔を見せ、「今日は来てくれてありがとう」とはけて行った。オーラスではスキすぎてとぶつかっちゃうよを披露した後、もう一度キンプリと手を繋いでお辞儀。かわいいが溢れたオーラスのダブルアンコであった。
オーラスでは健人くんが見学に来ていた。たまたま私は、健人くんが会場に入ってくるところを見ていたのでMCで紹介されるまでの健人くんのリアクションも確認しながら楽しむことができた。
健人くんは暗転してからスタッフさんに連れられて入ってきて、2バルの上手最後列に座って鑑賞。完全マイウェイは指先で軽くカウントとる感じだったけど、everyday love youは勝利くんの煽りにもノリノリで手を挙げてイェイイェーやってた。バンバカもカウント取って体動かしてた。
— めいりん (@szrose_mei) 2015, 8月 14
ちなみにMCで紹介される前に、健人くんのソロコン観に行った話を勝利くんと海人くんがしてたときに、紫耀くんがピアノと毛穴聞き間違えたあたり、健人くん大爆笑してた。
— めいりん (@szrose_mei) 2015, 8月 14
健人くんは、『今日はお前が主役!』ってMCで言ってたけど、アンコでステージ上がった時も、勝利くんとバックのキンプリが目立つようにしゃがんでるし、勝利くんに向けてキラキラ〜って手を振ってて、ああ、健人くんだなあってほっこりした。
— めいりん (@szrose_mei) 2015, 8月 14
MC明けは他の方がレポしてくださっているので割愛。
こうして勝利くんのソロコンサートが幕を閉じた。少年であり、大人である、その境界線の年齢である勝利くんの等身大を観ることができたコンサートであった。オーラスから3日経った今でもなんだかぼんやりしている。あの4日間はTDCホールという名の天界にいたのではないかと。とても貴重な経験をさせてくれた勝利くんに感謝をしている。
セクゾ担としては思うところのある今回の夏現場であることは私も痛感している。しかし今回は、私用ではあるが、私の一年越しの願いであった『勝利くんのソロコンに行きたい』という想いが叶ったことに満足している。この夏の個人の経験から生まれた5人の活躍を、今は早く見たい。
さて、もうまもなく集計に入る予定なのですが、以下のアンケートを実施中です。docs.google.com
正直、今回のコンサートを観ることで、年齢なんか関係ないか…と思ってしまってはいますが、ぜひご回答いただきたく思います。結果はまたこちらのブログで発表いたします。
さて、ここからは個人の戒めコーナーなのでパスしていただいて構いません(苦笑)
今回、勝利 Summer Concertに使った遠征代(交通費、宿泊費、チケット代、グッズ代、食事代☆)を残しておく。157071円也。主な要因は、お盆という割高な交通費と宿泊費ということで。あまり多くは語らないでおこう。きっとここまで本気になれるのは最初で最後であろう。しばらくは大人しくしていようと思う。
【セトリネタバレなし】私のファンサうちわが勝利コンで誤解を生むことに気付いた話
勝利くんのソロコンサートがTDCホールで始まった。そんな現在、私はオペラ座の怪人ならぬTDCホールの怪人状態になっている*1。
今回の勝利くんのソロコンには今を時めくキンプリがメインバックについている。絶妙なボケを放つ紫耀くんに、超絶あざとい岩橋さん、そつなくMCをこなす廉くん、今日の公演ではハスキーボイスだった神宮寺くん、最高にかわいい海人くん、そしてみんな大好き愛され岸くんである。
彼らの名前、正式名称は『Mr.King vs Mr.Prince』であるのは周知の事実である。某曲では絶妙な掛け合いが行われ、彼らはKingでありPrinceであり、そして勝利くんは『勝利』くんであることを思い知らされる。
さて、ここで今回の勝利くんのうちわを紹介しよう。
ああ、かわいくてかっこいい、そしてさわやか。目の保養になる。
私は、昨年勝利くんを好きになるまで、うちわを買うということはなかった。コンサートでは、うちわを持つよりも、メンバーと一緒に踊ってペンライトを振りたいとか、野鳥の会をしていたいとかという気持ちの方が強かったからである。今回購入した2つの勝利くんうちわも、今のところ公演中には一度も使うこともなく、今日にいたってはお留守番であった。完全なるコレクションである。
同様の理由でファンサうちわを持つこともなかった。そもそも私はファンサがもらえるような座席に入ったことがなかったため、そういった文化とは縁遠いものであった。
しかし、昨年の夏コン神戸で、FKSのKちゃん*2がアリーナをあててくれたため、私は人生初のファンサうちわを作ってコンサートに行った。『勝利』の名前うちわと、『ハート作って』のファンサうちわである。だが、私はファンサをもらう以外にどうしても勝利くんに伝えたいことがあった。それは勝利くんは私にとって神様であり、存在全てが神々しいということであった。想いが重いというやつである。しかし『勝利くんは神!』なんていううちわを作ることははばかられたため、また、その頃『King & Queen & Joker』がリリースされてすぐのコンサートであったこともあり、私はこのような文字を『ハート作って』の裏に張り付けた。
実際神戸では『You are my Prince』を見せた後に、くるっと『ハート作って』を見せたところ、人生初のファンサをもらうことができた。感激であった。以来、私はこの『勝利』と『ハート作って/You are my Prince』に絶大な信頼を寄せており、うちわの持てる公演には同行していただいている。
もちろん今回のソロコンもである。
しかし、私は恐ろしいことに気づいたのである。
このうちわを持つことで、勝利くんだけでなく、岸くん、岩橋くん、神宮寺くんまでもを勝手に私のプリンスにしてしまっていたのである。
そんな恐れ多すぎることなんてできるはずがない。そして、もしかすると勝利くんは、私の『You are my Prince』うちわを見ても、キンプリのプリンスの方だと勘違いしてしまうかもしれない。そう思い、気付いてからは、『ハート作って』の裏面を使わないようにすることにした。いや、そもそもその裏面だって、見せられたところで、どう反応していいのかわからない内容であって、私の完璧な自己満なのである。見せる必要は最初からないのだ。
というわけで私のなんてことない気づきの話であった。
6公演の折り返し地点がきた。彼らにとっても、(全ステする)オタクにとっても、体力面でキツイ3日目がやってくる。しかしきっと若い彼らは、疲れなど感じさせないパフォーマンスを明日も魅せてくれるであろう。そんな願いを込めて私は明日もTDCの怪人になる。
最後に…
現在、『ジャニオタが持つ担当の年齢に対する意識調査』というものを行っております。docs.google.com
簡単なアンケートとなっておりますので、ぜひ回答いただきたく思います。
本当は、TDCホールにいるお姉さま方全員に聞いて回りたいところではあるが、そんなことできるはずもなく。ぜひよろしくお願いいたします。
【アンケート回答求む】ジャニオタが持つ担当の年齢に対する意識調査【ジャニオタ夏の自由研究】
夏がやってきた。
全てから解放されたわけではないが、大きな山を越えた今、私は夏を満喫すべく、はてなブログを更新している。
勝利くんの担当になってから早一年が過ぎた。来週には、昨年行きたくて行きたくてしょうがなかったが、やむなく断念した勝利くんソロコンが待っている。
そんな浮かれモードの私であるが、勝利くんの担当になるまでに―いわゆる担降りをするまでに悩んだポイントとして、勝利くんの年齢があった。勝利くん当時高校三年生。自身が志す職種からして、とても問題のある年齢であった。結局そんな問題知ったこっちゃないと、いいように正当化して今に至るが、それでもやはり、勝利くんには早く成人してほしいと考える。
先日、知り合いの高校生に、「最近セクゾからJr.にハマっている」という話をされた。お相手は今を時めくキンプリの髙橋海人くん(16歳)。知り合いは高校三年生なのだが、高校生で年下の魅力に気づくその感覚に非常に驚いた。というのは私自身が中高生時代、周りの男子に幼さを感じ、当時は理想のタイプの一番に『年上』を掲げていたからである。最近やっと年下の魅力に気づき出したようなものなので(over20)、彼女の感じ方がスタンダードなのか気になり、Twitterにてこの出来事の感想をツイートしてみた。
今日久しぶりに話した子が『最近セクゾからJr.にハマってて〜』って話をしてくれたんやけど、たかいとくんにハマってるって言われてびっくりした(・ω・)
3年前は大倉最高!って言ってたのに…系統違うし、驚き……
— めいりん (@szrose_mei) 2015, 7月 23
高校生でJr.(年下)にハマる感覚はわたしにはなかったから、その辺調査したい 笑
周りの男子に幼さを感じて、中高生のときは理想のタイプに『年上』を掲げてたし、最近やっと年下の魅力を感じ出してきたってぐらいやから、中高生で年下へ行くその感じが新鮮すぎる(・ω・)
— めいりん (@szrose_mei) 2015, 7月 23
わたしのフォロワーさんは少なからず年下にも愛でる対象がいる人だと思うんやけど、それに至ったのっていつなんかなあ?
高校生とかですでにそんな感じやったんかなあ?気になる…
— めいりん (@szrose_mei) 2015, 7月 23
このツイートにリプライをくれたフォロワーさんがいた。
『年下を愛で出したのはつい最近。高校時代はJr.を見てもかわいい♪というぐらいでそれ以上はなかった』
『高校生の頃は年上が好きだったけど、自身が20歳を超えた辺りから年下に目覚めだしたかな…』
あれ、みなさん私と同じ…。
と、いうわけで調査することにしました。題して
ジャニオタ夏の自由研究『ジャニオタが持つ担当の年齢に対する意識調査』!!
一人で張り切っても憶測しか繰り広げられないので、データを集めるべくアンケートを作成しました。ぜひ、ジャニオタの皆様に回答をお願いしたく思います。集計結果は当ブログにて発表させていただきます。「年齢に対する意識調査」ですので、皆様の年齢をお聞きするような設問が複数項ありますが、匿名かつ考察にしか使いませんので、どうかありのままに回答していただきたく思います。
皆様のご回答お待ちしております。
アンケートに関しまして何かございましたら、お手数ですが当方Twitterアカウント
めいりん (@szrose_mei) | Twitter
こちらまでご連絡ください。よろしくお願いいたします。
教え子にしたいジャニーズ5選
課題が終わらない。そんな現実逃避の戯言にどうかお付き合い願いたい。
村焼きや片想い…はてなブログ界隈で最近にぎわうランキング。いつも様々な妄想を繰り広げているので、どのエントリーも大変興味深く読ませていただいた。読んでいると書きたくなるのが私である。うん、ジャニーズを教え子にしたい。本当に教え子にしたいなら、必死になればその夢も叶うだろうが、夢は夢で置いておきたい。それでは、いざ。
マリウスくんの家庭教師になって癒されたい。
『せんせーこんにちは!』
「こんにちは!宿題はできた?」
授業の初めに宿題の確認をしようとすると、少し困った様子のマリウスくん。いつもちゃんとやっているのに…難しかったのかな。そんなことを考えているとマリウスくんが口を開いた。
『宿題ねー聡ちゃんと一緒にやってたんだけど、聡ちゃん間違えて僕の宿題をカバンの中に入れて持って帰っちゃったんだ。代わりに聡ちゃんの宿題はあるんだけど…これでもいいですか?』
聡マリー!!突然の聡マリー!!!!
「うーん……ダメだね(苦笑)」
『ですよね…えーどうしよう、僕がちゃんと管理してなかったから…』
完全にコマリウスになっているマリウスくん。見せてくれた聡くんの宿題は彼に返し、次回の授業時にまとめて宿題を確認することにし、授業を始めることにした。
マリウスくんとの授業は癒しでしかない。
第4位
平野紫耀(ジャニーズJr.)
紫耀くんの担任になって頭を抱えたい。
英語の先生からは
「彼、今日、『1から8までは英語で数えられるけど9と10がわからん!』って言ってて…大丈夫かしら…?」
と心配され、家庭科の先生からは
「平野くん、テストでみじん切りのことを『こじん切り』って書いてたわよ~。」
と笑われ、体育の先生からは
「あいつアキレス腱のこと『アキレツ腱』やと思ってるぞ!」
と報告される紫耀くん。
「紫耀くんあのさあ…」
見かねて声をかけようとするも、
『なになに?』
と無邪気に聞いてくる紫耀くんの笑顔にやられて、何も言えなくなる私。
紫耀くんのおかげで平均点は学年ビリをぶっちぎりだけど、毎日笑いが絶えないクラスが運営されている。
高認の資格を取り、晴れて大学に入学した横山さん。教え子とは少し異なるが、同じゼミに所属になった学部生の横山さんに院生として接したい。
年上であるが敬語で話してくる横山さんに私も敬語で話す。
「源氏物語についてなら、この論文とかいいと思いますよ!以前教授が私に勧めてくれた本なんですが…。」
『ほんまですか?じゃあちょっと読んでみます!』
手渡した本のページを美しい手でめくり、読み進める横山さん。私は自分の研究をパソコンでまとめながら、横山さんの美しい横顔を確認する。そしておもむろに手帳を開き、今日の日付の部分に『スタンダードもみあげ』と記す。そんな日々。
自分の研究と同時に、念願の『横山さんの左のもみあげ日記』が付けられる幸せなひと時であった*1。
第2位
三馬鹿-横山裕・渋谷すばる・村上信五-(関ジャニ∞)
横山さん堂々の二回目の登場である。彼らの担任になって巣立っていく彼らを見届けたい人生だった。
時は三馬鹿中3の冬。卒業式の練習中である。
「…答辞、横山裕。」
(横)『はい!』
返事をして壇上に上がる横山少年。
(横)『…答辞!……ヒナの教科書に落書きをしたのはすばるです!』
ざわつく体育館。アイツ、またやりよったな。
(村)『なんやて!?オレあの落書きのせいで問題解かれへんかってんからな!!』
(渋)『オレだけちゃうし!ヨコも描いたもん!!』
(村)『…まああの絵、見た瞬間誰が描いたか分かったけどな(笑)』
(渋)『やろ♪』
(村)『何どさくさに紛れて笑とんねん(笑)』
渋谷少年をどつく村上少年。
(横)『うわー出たー!暴力反対ー!!』
他の先生陣に促される私。
「……三馬鹿ー!!アンタらええかげんにせんかー!!!!」
(村)『…そんなこともあったなあ(笑)』
「そんなこと?よう言うわ、あのあとアンタらがトイレ掃除やってる間、私は校長先生に怒られててんからな。」
(渋)『それはえらいすんまへん!!』
「謝る気ゼロやな…。」
あれから20年近くが過ぎ、私も彼らも歳をとった。彼らは今を時めくスーパーアイドルをしている。
(横)『ごめんごめん遅なった!課題にてこずって…先生久しぶり!』
「おつかれ!大学はどう?」
(横)『めっちゃ楽しいで!!』
久しぶりに会った彼らは輝いていて、遠い存在に感じた。だが…。
『『『先生ごちそうさまです!!!!』』』
「アンタらはほんま…いっぱい稼いでんのやろうに……」
彼らにとっていつまでも『先生』でいられることに、私は喜びを感じている。
深夜のテンションでキーボードを叩いていることにご了承願いたい。
第1位
Travis Japan-仲田拡輝・川島如恵留・七五三掛龍也・森田美勇人・吉澤閑也・中村海人・阿部顕嵐・宮近海斗・梶山朝日-(ジャニーズJr.)
これは9人ひとくくりで。彼らのダンス部の顧問になって、熱い青春を見守りたい*2。
練習をさぼって帰ろうとしている部員を廊下で見つけ、
「ちょっと美勇人くん!みんなちゃんとやってんねんから参加しなさい!!」
と叱咤激励するも、
(森)『今日はだるい』
と帰ってしまう美勇人くん。
部活を覗きに行くと8人はちゃんと揃っている。
(七)『せんせー美勇人はー?』
「参加するように言ったんやけどね、だるいって言って帰ったわ。ごめんね、連れてこれなくて。」
(川)『先生のせいじゃないよ、オレからまた美勇人に言っとくから。』
顧問のフォローまでできる部長の如恵留くんが尊い存在に見える。そんな彼の横でおちゃらけている拡輝くんと宮近くん。買ってきたパンを頬張っている海人くん。お互いにちょっかいを掛け合っている顕嵐くんと朝日くん。黙々と準備運動をしている閑也くん。思い思いの行動をとっているけど、いざ部活が始まると真剣な顔になる部員たちが私の自慢である。
そんな今日の練習も終わりに近づいたころ…。
(森)『お待たせー!』
「美勇人くん偉いやん!ちゃんと戻ってきてんね!」
なんと帰ったはずの美勇人くん登場。しかし、私の言葉にまた不機嫌になり、
(森)『偉くもなんともねえし、ちゃんと出るつもりだったから。』
とそっぽを向く美勇人くん。そこへやってくる拡輝くんと龍也くん。
(拡)『美勇人レッスン着忘れて取りに帰ったんだぜ!』
(七)『だっせ~!!(笑)』
(森)『オイ拡輝言うなよ!!』
という具合で拡輝くんに暴露される、クラブ一のポンコツ美勇人くんであった。
そうこうするうちに今日の部活も終了。ダンス室の戸締りをしていると、私から鍵を奪って職員室の方へ歩いていく閑也くん。
(吉)『鍵片づけておきます。』
周りがよく見えている副部長の閑也くんは、少しはにかんで職員室の方へ走って行った。
うん、今すぐにでも顧問になりたい。
というわけで教え子にしたいジャニーズ5選であった。当初は10選にするつもりであったが、課題の息抜きであるので5選ということで。
トラジャのクラブ顧問は生まれ変わったらぜひ任されたい。
ジャニオタのはてなブロガーさんには、ぜひまた新しいランキングを紹介していただきたい。喜んで読ませていただきます。それでは、深夜の妄想にお付き合いいただきありがとうございました。
ジャニオタのいとこはジャニオタだという話
Twitterやはてなブログのエントリーで、『姉妹でジャニオタ』や『親子でジャニオタ』、『カップルでジャニオタ』、『夫婦でジャニオタ』という表記やそのエピソードを目にすることがある。私の場合、弟がいるのだが、先日、掃除の際に出てきたというエイトの蜂コンのグッズを「担降りしたから。」と手渡された。蜂コンは当時小学生だった弟*1を、無理矢理連れて行ったようなものなので、担降りしたというほどエイトにハマっていたわけではないのだが、担降りという言葉に、なんだか胸が痛んだ。
そんな弟はジャニオタではないわけなので、私は『姉弟でジャニオタです』ということはできないのだが、その代わりに『いとこでジャニオタです』とは胸を張って言える。
いとこは母の弟の子である。母も祖母もあまりミーハーなことが好きではないので、私は突然変異タイプのジャニオタであるのだが、いとこの母が少年隊を経てSMAP担というジャニオタであるので、いとこは大きくその影響を受けている。つまり、いとこは『親子でジャニオタ』カテゴリーに分類される。
そんないとこは、旅行中の車内でHo!サマーを歌い踊るかわいい小学生だったあの頃を経て、時代はK-POPだと少女時代を追いかけはじめたあの頃も経て、いつまでもオタ卒できない私を笑うのかと思いきや、立派なキスマイ玉森担をしている。Jr.のグループを応援するという、当時の私にはあまり理解できなかったオタ活をこなし、晴れてデビュー担として、過去を懐かしみ、今を受け止め、未来に期待するそのいとこの姿を、私は非常に崇めている。どうも懐古の癖がある私は、その点をよくいとこに指摘される。「その先にだってきっといいことがあるよ」と。いとこはまだ高校生である。母親による英才教育の賜物であると思う。
実は勝利くんに担降りした際も、一番に伝えたのがいとこであった。伝えたかったというよりは、伝えやすかったのがいとこであった。「年下にいったそれはなかなかやばいw」と苦笑いされたものの、しばらく雑誌を買っていなかった私にセクゾの部分の記事をくれた。いとこは、担降りを告白したもののなかなかそれを受け入れられない私の心に、そっと寄り添ってくれる存在であった。
現在高校生のいとこであるが、昔は遊んであげている立場だったのに、気づけば立場が逆転し、遊んでもらっていることが多い。今日はキスマイコンのためにアルバムの特典を観る会を開いてもらった。ところが、先日の当落でまさかの落選という切なすぎる事態が起きてしまい、開催の意味を失ってしまっていた。祖父母宅で開催予定だったのだが、祖母も夜ごはんの準備をして待ってくれているとのことだったので、ひとまず思い思いのDVDを持ち寄って鑑賞会をする運びとなった。昼までの仕事を終わらせ、ルンルンで祖父母の家に向かい、野球部の応援からいとこが帰ってくるのを今か今かと待つ私は、祖母に大人げないと諭されたが、好きなものは仕方がない。イケメンの過剰摂取の前に、持ってきていた文献を読み、心を落ち着かせていた。
いとことはジャニオタ的近況報告から行った。基本的に玉森くん一筋のいとこであるが、お兄ちゃんガチャの影響で森田美勇人くんが気になっていると聞いていたので、私の知りうる限りのトラジャの魅力を語り、キスマイのデビュー日が誕生日である吉澤閑也くんのことを、無理矢理頭に叩き込ませた*2。一方、お兄ちゃんガチャの録画を観る前に家族に消されてしまったせいで、機会を逃し続け、1話も観ていない私にその魅力を語ってもらった。しかし、マッチさんコンサートin大阪に行こうという誘いは断られた。「マッチさんよりもりみゅより玉ちゃんに会いたいもん!」そりゃそうだ。
近況報告から本日のメニューを決めた。
・KIS-MY-WORLD特典DVD
・プレゾン2015楽屋トーク(トラジャ)
・セクゾ2014夏コン
・滝CHANnel
キスマイワールドはいとこ厳選のいいとこ取りで、楽しく鑑賞することができた。それにしてもBrand New Worldのマルチアングルはエイトに見習ってもらいたいぐらいの『これぞマルチアングル』というものであった。マルチアングルは千賀くんを観てからの横尾さんがただただ愛おしすぎた。Brand New Worldのサビの振りは、千賀くんの部分まで完璧にしたのにコンサートで観られないのが残念すぎる。あとは、宮玉ユニットへのお題がシュールすぎて、シュールを一周して大笑いしながら観たのが楽しかった。「玉の輿の一発芸をやるためにジャニーズに入ったわけではない」と嘆く玉森くんに、「大丈夫オレだって…でもオレにはこの道しかないんだ」と笑顔で返す宮田くん…切ない。キスマイの人気コンビがDVDを観るだけでよくわかる特典であった。
プレゾンの楽屋トークは、トラジャを詳しく知らないいとこには新鮮だったようで、「素でしゃべってる七五三掛くん初めて」「仲田くん?おもしろい」と、ようこそこちらの世界へ状態であった。「もしかして吉澤くんってあんまりしゃべらない?」と、この楽屋トークを観ただけで感付くいとこには、さすがとしか言えなかった。
セクゾの夏コンは一人で観る気になかなかなれず、封さえ開けていなかったことを伝えたところ、見かねたいとこが一緒に観ようと行ってくれた。本当にどちらが年上なのやら。途中で夕食を挟んだのだが、高橋海人くんの『カイ、頑張る!』がジワるけどかわいいという夕食中の話題から、海人くんを見つけたときにどちらが早く『カイ、頑張る!』と海人くんらしく言えるか勝負というものが開催された。いとこがあまり玉森くんにデレないので、私も大人しく勝利くんを観ていたのだが、「顕嵐ちゃん!」「颯くん!」「カイ、頑張る!」「森継さん!」とあまりにもJr.にやいやい言うので「誰担やねん」とツッコまれてしまった。勝利くんには心の中で黄色い声を上げていた。今年の春コンDVDも、ぜひいとこに一緒に観てもらおうと思う。
滝CHANnelはちょうどトラジャ出演回であったのをいいことに、まだ観ていないといういとこに、私のうるさい解説付きで観てもらった。『何の罪かな?』が頭から離れない。存在が罪だ。
というわけで、いとこと散々楽しみ、祖母のおいしい料理を食べ、幸せなひと時を過ごした。祖母のむいてくれた桃を食べながらのイケメンの摂取ほど贅沢なものはない。そしてその楽しい時間を共有してくれるいとこには、毎度毎度感謝である。
そんな本日の会は、スマスマが始まる前に帰ろうという健全なジャニオタらしい終わり方をした。
ジャニオタのいとこがジャニオタである『いとこでジャニオタ』。私の場合はこんな感じである。
最後に…
本エントリーでも少し触れましたが、2015 CONCERT TOUR KIS-MY-WORLDの大阪公演(8/29・8/30・8/31)のチケットを2枚で探しております。玉森担のいとこと、当方が入らせていただきます。定価+手数料しか出せませんが、お譲りいただけた際は全力で楽しませていただきます。もしお譲りいただける方がいらっしゃいましたら、当方Twitterアカウントまでご連絡いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
有島武郎『一房の葡萄』の「僕」が川島如恵留っぽくて好きだという話
私生活とジャニごと。どちらも夏に向けての追い込みが始まった。あともう少し踏ん張れば、楽しいたのしい夏がやってくる。
7月1日にプレゾンDVDとセクゾの新曲『Cha-Cha-Cha チャンピオン』が発売された。
どちらも待ちに待った作品で、特にプレゾンに関しては、私の入った初日公演の模様が特典として入っていたため、発売の喜びはひとしおであった。
セクゾの新曲の特典はまだ鑑賞できていない状態が続いているが、プレゾンを楽しむ電車での時間は、癒しと活力の源となっており、おかげで日々、ハッピーハッピーラッキーなジャニオタライフを過ごさせていただいている。
そんなハピラキな私だが、普段は古典文学を筆頭に、文学作品や児童文学に関わる機会が多い環境にいる。今はまだ必要に駆られて読むという、受動的な摂取という形が多いのだが、文学の楽しさを今さらながらに気付き始めている。中高時代、はたまた学部時代に及び、読書といえばドル誌だけだったことを少し後悔しながら。
2、3日前より有島武郎の作品やそれらに関する論文を読んでいるのだが、今日読んだ『一房の葡萄』が、久しぶりに三馬鹿『おてがみ』のような事態を生み出してしまった。
『一房の葡萄』に出てくる「僕」が、ジャニーズJr.、Travis Japanの川島如恵留くんとそっくりなのだ。
『一房の葡萄』自体は過去に読んだことがあったが、有島武郎の生い立ちなどを踏まえ、じっくり読むのは初めてであった。作家論等を読んだ上で、この作品の「僕」が、有島武郎の幼少期の経験によって生まれていることを念頭に置き、心機一転読み始めたのだが、「僕」の性格や置かれる環境、あふれるセレブ感がTravis Japanの彼でしかない。如恵留くんでしかないのだ。
読み返せば読み返すほど、『まだジャニーズに入る前の幼き如恵留くんが、とある過ちをきっかけに、愛と罪についてを子どもながらに知った話』なのである。太字でそっくりだと書いたが、『私の想像の中の幼い如恵留くんにそっくり』という言い方の方が正しい。文章の最後の「大理石のような白い美しい手はどこにも見つかりません。」の後には、『でも、その白い美しい手の代わりに、僕は8人の仲間を見つけたのです。』という文章が続いているように見えてくるのである。二次創作的なものは好まないのだが、暑さに思考がやられたのか、非常に危険な段階までに行き着いてしまった*1。
これはあくまでも私のイメージの如恵留くんが「僕」と一致したというだけなので、『こんなの如恵留くんじゃない』と如恵留くんファンの方には怒られるかもしれない。如恵留くんファンだけでなく、こんな読み方をしたら、作品のファンにも怒られる。しかし、メンバー8人をまとめ上げる眼差しや、風格の形成は、幼少期の様々な素敵な経験があってのものだと感じている私は、どうしてもこの作品のような経験をしていそうだなという妄想や、そんな経験をしておいてほしいといった願望を持ってしまった。
如恵留くんの幼少期のエピソードなどは詳しく知らないのだが、ほっこりするような如恵留くんエピソードがあれば、ぜひともご教示いただきたい。
《簡単な補足》
有島武郎(1878~1923)
幼少期、横浜のミッションスクールに通い、学習院予科へ移る。当時の皇太子(大正天皇)の学友に選ばれる。後に札幌農学校に進学し、新渡戸稲造に出会う。キリスト教へも入信したが、ハーバード大学在学中に、日露戦争が勃発すると、信仰に疑問を抱き、教えを乞わなくなった。父と妻を亡くしたことをきっかけに、作家生活を本格化させていった。白樺派。作品『一房の葡萄』の初出は「赤い鳥」1920(大正9)年8月号。自身がミッションスクールで経験・体験したものを取材した作品。
『一房の葡萄』は青空文庫から読めるので、興味のある方はぜひ。
有島武郎 一房の葡萄
*1:とりあえず、「僕」がヒロキ(仲田拡輝くん)と出会うところまでは脳内で話を展開した